生き物の持ち方大全
- 作者: 松橋利光,神谷圭介
- 出版社/メーカー: 山と溪谷社
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 単行本
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生き物が好きでない人でも?
楽しめそう。
小さなムシから大きな生き物まで。
持つときの方法・コツを紹介しているのだけど、いかにして読者にインパクト与え、とっさにその生き物に出会っても、持ち方を思い出すようにと気を配っている部分が、笑いどころなのだ。
まず、持ち方には、いちいち名前がついている。
「おちょこ持ち」は、コーカサスオオカブト用に使える持ち方だ。
イラストで、名前の由来と、実際の持ち方を解説する。
また、その持ち方を展開する漫画によって、更なる理解を深める。
会社で上司に、
と言われても、それは決して飲み会ではなく、おちょこ持ちをしに行こう(虫を捕まえに行こう)ということなので、誤解しないようにとのこと。
これは、「おちょこ持ち」の変化型の「コボ耳つまみ」。
別称「カツオ耳つまみ」。
ヘラクレスオオカブトに使える。
いたずらをした子どもの耳をつまんで叱るがごとく、生き物を捕らえよということですね。
なんだか昭和の団欒を思わせる持ち方ですね。
劇画風の「注意だぁ!」さんは、わが身をもって、失敗例を提示し、いつもスプラッターな状態である。
ニワトリを捕まえるときの「ラン&キャッチ」法を6ページも使って、詳しく教えてくれている。
多分、そのうちの5ページは要らない・・・
どう考えても、持つ機会なんてないと思われる生き物が大多数であり・・・
そんな危険な生き物は、できるだけ持つなというのが結論でもあるような・・・
「持つ」ことだけが最終目的であるわりに、サバイバルな本。
イラストとコメントが独特でおもしろいー。
生き物の知識も少しだけ身に付きます。