パリ・ルーブル美術館の秘密

パリ・ルーヴル美術館の秘密 [DVD]

パリ・ルーヴル美術館の秘密 [DVD]

ドキュメンタリーなのだけど、タイトルからは、中身の魅力が全く分からない(笑)
ナレーション一切なし。
登場する関係者たちが交わす普通の会話のみ。(たまに愚痴も)
それまで美術品の撮影は許可されてきたけど、美術館内部については潜入不可だったこの美術館に初めて取材が入る。
テーマは、美術館が1200名の様々な専門家に支えられていること。
改装を終えたルーブル美術館が美術品を館内に戻す工程。巨大な絵画をどのように運び、展示するか。
館員が絵の並べ方を議論していたり、工房で修復作業をしていたり。
新ユニフォームの試着シーンや職員食堂のキッチン、救護担当の応急措置訓練、警護担当の狙撃犯対応・・・
美術関係者以外にも、これらの職員や科学者までもが力を合わせて支えているんだね。
ルーブル美術館は、30万点の所蔵品があり、展示物されている数もかなり多い。改修工事前に1度だけ訪れたことがあるけれど、途方に暮れてしまうんだよね。
この数について、マネージャーが語ってる。
「観光客を満足させるだけなら、モナリザとヴィーナスを飾っておけばいい。でも、ここは美術を参照する書籍のような場所であってほしい。良い作品でないものも展示し、勉強できる場にしたいのだ」
なるほど!
映像の中に、絵のような美しくておもしろいアングルがいくつも出て来て、はっとするよ。