吉見百穴

uiui2017-01-02

埼玉県にある1300年前の横穴式墓群で、明治時代にやっと検証が始まり、当初はコロボックル人の住居だと考えられていたんだって。

穴好きでトルコのカッパドキアにも行ってしまったワタシ、興奮中。(クリスマスに女性が一人で行く場所なのか?)
穴は家族などが追葬できるように、複数のベッド?があったり。

当時すでに身分の高い人も「場所足りないから、古墳はやめようよ」的な流れが出てきたらしく、こういったお墓のマンションができた。
亡くなった人は来世で生き続けると考えられていた証拠に、たくさんの副葬品が出てきてる。
「ひゃくあな」とも「ひゃっけつ」とも読むらしい。

最寄りのバス停で降りたら、川の土手に大きく「百穴」と書いてあるので、迷いません。(最初、暴走族の落書きかと思った)


敷地内(入場料300円)にお土産屋が2つあって、そのうち1つに出土品が展示してある。
なぜ、お土産屋の中にあるのか?


このお土産屋が百穴がある土地の所有者だかららしい。
店主さんは、お店に入るとあっという間に解説員に早変わり。
色んなお話をしてくれます。


「軍需工場跡の壕」は吉見百穴と同じ山の下部に掘られた。

軍需工場が空爆を避けるための移転先として大急ぎで作ったのに、使用する前に終戦
中島飛行機が移転される予定だったとか?
見学できるスペースは広いけど、全体は更にその数倍の広さらしい。
在日朝鮮人にひどい強制労働をさせて作ったので、出るとか出ないとか言われてるスポットみたい。
岩盤に色んな層が混じっているため、設計図を作れず、その都度ルートを決めて掘り進めていたとか。
内部を見ると、当時の鬼気迫る焦りが伝わってくる気がする。

もう1つ注目すべき「ヒカリゴケ」は、あまりよく見えなかった。
温暖化で減ってきたとお土産屋の店主が言っておられました。

最寄駅は、東武東上線東松山駅。ここからバスで7〜8分。