すかいらーく ここまでバラせばクビがとぶ
すかいらーく・ここまでバラせばクビがとぶ―現職幹部社員の怒り!!
- 作者: 須貝良久
- 出版社/メーカー: あっぷる出版社
- 発売日: 1994/11
- メディア: 単行本
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ビジネス書って、旬のものを読まなければ価値がないような気もしますが、これは'92〜'94あたりのすかいらーくグループの経営戦略を当時役員をしていた人による暴露本。
内部告発というよりは、すかいらーくを愛してやまないからこそ!という気持ちから書かれているらしいです。
8年くらい前だったかな。
なんだかファミレスができたと思ったら、すぐに改装または新装し、他のファミレスに変貌していくのに気づいた時期がありました。
特に私が住んでいるところは、すかいらーくの本社が近いということもあって、モデル店舗が作られることが多かったので、余計そのように感じたのだと思います。
なんだか「失敗」の雰囲気がだんだん周囲にも濃く感じられてきているのに、それでも変貌を重ねる店舗を遠めに見ていました。
その頃はとっくにすかいらーくグループの「あれか、これか」的戦略はとっくに始まっていたということなんですね。
すかいらーくは、バブル期の土地神話真っ只中にあっても店舗は借り物で(地主に建物を建ててもらい、建物をリースしていた)、土地価格の変動で資産が大きく変わるということはなかったそうです。
だけど、安さとサービスの良さというバランスを実現するためにグループが行った投資は正しかったのか・・・・・
それは、この本が書かれて10年以上経った今の経営状況が答えなのかな。
さて、どうなんでしょう?
ガストは生き残ってますね。
藍屋もそれなりの個性を持っているように見えます。
私は、難しいビジネス書は分からないけど、ビジネス書に書かれたことが数年後になって、本当に正しかったどうか分かる・・・なんてことはありそうですね。
ちなみに「すかいらーく」は前身の「ことぶき食品」が西東京市ひばりが丘にあったからついたのだそうです。(スカイラーク=ひばり)
それにしても、すかいらーくグループすごいね。
実は町中、グループのお店ばっかりなんだね。
すかいらーく、スカイラークガーデンズ、ガスト、バーミヤン、夢庵、藍屋、ジョナサン、魚屋路、パパゲーノ、ビルディ、さぬき小町うどん、小僧寿し・・・・まだまだ。
色々迷ってはいったお店が実は全部同じ親っていうのもなんだかなあ。
この本の著者は、ほんとにクビになっちゃったのかな。