やわらかな生命

やわらかな生命

やわらかな生命

アルテミアというエビの仲間の卵は、何年も乾燥したところにあっても、水を得た瞬間に孵化を始める。
動物の血液の赤と植物の葉緑素の緑は、ほとんど同じ化学構造に支えられてる。
体のどこを切られても、それが内臓や脳であっても、また再生できる万能の細胞を持っているウーパールーパー
子孫を残すために集団で自殺的行為をする細胞性粘菌。



「へえええ!」は、科学系のTV番組などの流行りもあって、あふれてる。
でもこの本は、そんな「へえええ!」を集めただけじゃない。
科学が科学に分類される前のタイミングで、教科書を通さずに、自分の本能と直接結びついた瞬間のフルフルするような感動。
リズムやフェルメール北斎や。
毒や電波や地図。
人間が勝手に作ったカテゴリーや名称を超えて、著者の「ワクワク」という糸でつないでいく作業。



現代の「へえええ!」は、どんどん変化していくのかも!?