婚活したらすごかった

婚活したらすごかった (新潮新書)

婚活したらすごかった (新潮新書)

いつの間にか、産業になっている「婚活」。
登録制の結婚サイトも色々で、データベースに登録する内容も色々。
パーティーでは、源泉徴収票を提示させられるところもあるとか。
この本は、実際に結婚相手を探すために婚活サイトに登録し、奮闘した著者(男性)のレポート。



社名こそ伏せてあるけど、各社のシステムの内容や自身の詳細なレポート。
また、システムに集まる男女の分析。
どのような自己紹介が異性の目にとまり、「では、実際に会ってみましょう」となって以降にどういう経過をたどるのか。
本気で結婚したいからこそ(ナンパ目的の人もいるけど)、この経緯がすごい。「お見合い」と違う。





日本の歴史を考えたら、男女本人の意志で自由に結婚できる時代って短かったりするのかな。
親が決めたり、周囲の世話でくっついた夫婦も多かったはず。
となると、今こうして、自分の意思で相手を決める時代こその産業なのでしょね。
相手がいるから結婚するというより、結婚が必要だから相手を探すというのに、どうも違和感を感じてしまうけど、仕事柄、異性に出会う機会のない人もいるから、こういうシステムも必要なんだね。


海外のサイトもあって、日本女性は人気だとか?
ほんとかいな?


婚活しようとする人には、参考書になりそうな1冊。