書き出し美術館 〜小説の書き出し489編〜

uiui2012-02-02

書き出し美術館―小説の書き出し489編

書き出し美術館―小説の書き出し489編

手紙なら「拝啓」、仕事メールなら、ほとんどテンプレート的に使われている「いつもお世話になっております」だのがあるから便利だけど、小説には、決まった出だしというのがないから、大変なのだそうだ。
作家たちは、ものすごいエネルギーを書き出しに費やし、時にその一文は、小説の方向性まで決めてしまうらしい。


この本には、小説の書き出しだけが集められている。
書き出しの一文は、名画のように豊かなイメージを膨らませてくれるという意味から、「美術館」のタイトルがついているんだね。
不思議なカテゴリーに分けられてもいる。
「時間軸X」「時間軸X’」「空間軸Y」「空間軸Y’」
「モノローグ」「手紙」「心理とイメージ」「死」「事件」・・・・