隠された病歴

隠された病歴

隠された病歴

頭痛や発熱・・・健康な人にでも、日常的に現れる症状たち。
愛憎や恨みや欲を持った人間自身が、まるでウイルスにでもなったかのように、これらの症状を誰かの身体に作為的に引き起こす。
最後には病気と見せかけた殺人に。
復視、発熱、頭痛、動悸、腹痛、発疹・・・それぞれの症状に、それぞれの殺人。



著者自身が、聖マリアンナ医科大学助教授をしている(執筆当時)という現場の人なのだ。
医療知識や医科現場を知っている人が描いているのでスリリング。