われわれは犬である

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人間がイヌのフリして、人間の言いたい事を書いてるのではなくてね、あくまでもイヌ視線。
人間は何にでも名前をつけたがるが、イヌには意味わかんない。
その人間が自分に何をしてくれるかが重要なのである。従って、人間のことを呼ぶとすれば「ベッドに飛び上がって挨拶しようとすると怒ったフリをする女性」だったり、「尻に針をさす男」となる。
もしくは、「何匹ともしれない猫のにおいがする女性」「前に一度だけフレンチフライポテトをくれて、それっきりくれない子供」など。



人間の赤ん坊は大事。
しかも、赤ん坊のイスの下は、おいしいものがよく落ちてくるので外せないポイントである。
イヌには赤ん坊を守ってやらなくてはならないという本能があるんだ。



家族がでかける時は、外に出される。
もうこれ以上眠れないというほど眠っても家族が帰ってこないと、明日から野良犬になるのかと心配になる。



お風呂は大嫌いだが、水入れが空っぽになっているのに誰も気付いてくれないと、風呂場の壁についてる水滴をなめに行くんだ。
これを「決して風呂に入りたいのではない」ときちんと伝えることは難しいものだ。うっかりすると、誤解されて、風呂に入れられてしまう。




イヌの目からみたこの素晴らしき世界。