落語〜昭和の名人〜

uiui2009-01-16


先日、落語家さんの本を読んだので、本物を聞いてみたいなと思っています。
だけど、人気噺家さんの独演会は、4月までチケット完売。
寄席だと、大丈夫なのですね。



ちょうど、「落語 昭和の名人」という雑誌が刊行されたので、これを買ってみました。
実際に噺家さんの声と身振りと観客の空気を感じながら聞かないと、落語の意味がないのはよく分かっているのだけど、このCD付きの雑誌。
全26巻。(隔週火曜日発行)
まずは噺を聞いてみたくてね。
第1巻目は、古今亭志ん朝さんの特集です。
CDには、

「夢金」 (昭和52年12月3日、三百人劇場にて収録)


「品川心中」 (昭和54年11月12日、大阪・毎日ホールにて収録)



が収められています。



第一の感想は、なんだか聞き取りにくいなあというもの。
話す時の抑揚がかなりあって、早口だから。
まだ他の方のものを聞いていないのだけど、観客も落語耳を鍛錬する必要があるのかなと感じています。
この雑誌の良いところは、CDにはいっている噺の解説があるところ。
学校の勉強でいう「教科書ガイド」みたいな感じでね。
独特の言葉、昔の文化について説明してくれているので、聞き取りにくいながら、楽しめていたりします。



雑誌の方は、


志ん朝さんの紹介
連載「噺のお約束」(落語での常識みたいなもの)
連載「江戸のしきたり」(CDにある噺の背景的な文化を解説)
連載「落語の履歴書」


と盛りだくさんです。
貴重と思われる写真や絵も豊富で眺めるだけでも楽しいな。

第3巻の五代目柳家小さん時そば」「ちりとてちん」「宿屋の仇討ち」までは買ってみよう。