写真集「The Shark サメたちの海へ」

The Shark サメたちの海へ

The Shark サメたちの海へ

今まで見たことないショットばかり。しかも大接近撮影。
すばらしい。ゾクゾクします。

写真には全く説明はついておらず、巻末にサメの種類と撮影日と場所、そしてカメラマン鍵井靖章さんのメッセージ。
怖いサメではあるけれど、被写体に対する愛を感じるよ。
そういえば私も、グレートバリアリーフシュノーケリングをしていた時に、安全網の向こうにサメを見つけたのだけど、怖さよりも感動をおぼえていたっけ。
各サメの解説は短いけれど、写真を何度も見直したくなる驚き満載度。
ジンベイザメの摂食方法。
ジョーズ」のモデルになったホホジロザメは賢く、海生哺乳類に奇襲攻撃をかけるのが得意。(すごい写真あり)
母の子宮の中で、兄弟同士で共食いをして残った子だけが生まれ出る「卵食・共食い型」の繁殖をするシロワニ
眼が横に飛び出ているシュモクザメとは、どうしても見つめ合うことができなくて楽しくなってしまう。

アンコウみたいなサメもいる。
どのサメもなんて堂々としていて、美しいんだろう。
周りの魚(エサでもあるのに)との乱舞。海の中の日常に吸い込まれる。
先月刊行されたばかりの写真集。