オリーブ de マラガ

uiui2014-07-11

外国のホテルの朝食ビュッフェには、数種類(時に10種類以上)のオリーブが並んでることが多い。
色も種類も味付けも異なっていて、ものすごく塩辛いものをたくさんお皿にとってきてしまった時には、塩を盛られたナメクジ状態。
パン一ちぎりと小さいカケラの割合で十分なのだ。


日本には、ホテルの朝食に、小梅、南高梅、シソ梅、かつお梅、ニンニク梅、ハチミツ梅・・・みたいな梅干しオンパレードはないなあ。
オリーブの存在、恐るべし。
地球に自生し始めたのは紀元前5000年前らしいし、今では500種類以上も世界にあるらしいし。
そういえば、緑と黒のオリーブは、種類が異なるのではなく、収穫時期が違うだけ。
緑のバナナが熟して黄色くなるのと同じなんだね。
オリーブ売り場では、年間100回は年配の方に「梅の仲間ですか?」と聞かれるらしいけど、オリーブは木犀(キンモクセイ等)の仲間らしいよ。



生産量はスペインがダントツで年間55トン。
ケガをしても、「オリーブオイルをつけとけ」と言われるほど、生活に密着してるみたい。
小バケツほどの大きさの容器で売られてる。
でも、肌を強くするスクワレンやアンチエイジングの味方ポリフェノールが多く含まれるので、化学的根拠が全くないわけじゃないね。
ポリフェノールは、オリーブのビン底に溜まった汁が赤みを帯びているもの程多く含まれている。
この汁を捨てるわけにはいかない。
魚のソテーやペペロンチーノに入れるなど、料理に活用すべしとのこと。



日本にオリーブが上陸したのは、安土桃山時代に宣教師たちによって。
なにしろ魚食民族な日本人なので、オリーブオイルが魚の保存に利用できると知って喜んだとか。
でも、自国で栽培に成功したのは、1902年。
三重、鹿児島、小豆島で実験的に栽培を始めたけど、上手くいったのは小豆島だけだったそうだ。
どうしてだろね?



マラガ(スペイン)でしか採れないアロレーニャ種は希少品種。

スペイン政府保護認証(DOP)付で、あく抜きに一般的な苛性ソーダは使わず、天然岩塩と水だけで3ヶ月かけてあく抜きする。
実が割れてるのは、しっかりあく抜きするためにわざと切れ目を入れるから。
通常のオリーブの塩分は7-8%であるのに対し、2%。
口にポンポン放りこめる感じがうれしい。
しかも、果肉がポロリと種から外れるので、食べたり調理したりしやすい。
デートでも食べやすいね(笑)



・・・といった上記オリーブの紹介セミナーを受けてきた。
サングリアやトルティージャなども。

パンにつけていただいたオリーブオイルの風味もすばらしかったなあ。


途中、マラガの工場の生産管理者さんとSkypeでつなぎ、お話を聞いたり。
この方、ノリノリの楽しい方で、通常外部に公開しない製造過程を見せてくれた。
何より、自分たちのオリーブに誇りを持ってるのが伝わってきて、こちらまでワクワク。


昨年、八丈島に行った時に買った、クサヤのオリーブオイル漬けやドレッシング(ハラペーニョのように辛い島唐辛子入りも)がとても美味しかった。
和洋食どちらにも合う。

どんどん日本の食事に浸透して欲しいな>オリーブ
あ、でも食べすぎるとお腹がゆるくなる人もいるよね。




4月に参加した「苔玉&器」ワークショップ。
とうとう器の焼成が終わり、戻ってきた。
丸い苔玉を手のひらに乗せてるような感じになって、うれしい〜〜。
焼成釉薬掛け前

焼成

この変化がたまらなく楽しい。



ところで、皆さん、目覚まし時計(アラーム)ですぐに起きることができますか?
私はアラームの音がコワイので(笑)、鳴る前にストップボタンを押すか、鳴り始めで止めるタチです。
知人は、逆。
5分、10分鳴り続けても起きないので、睡眠を妨げられた別室の家族が起こしに行く(止めさせる)こと多数回。
一応努力もしていて、同じアラーム音だと慣れて、更に耳に届かないからと、布団にはいった時にアラーム音を変更するのだそうです。




そして、変更作業中に寝落ちて、寝坊。



家中が朝、緊張に包まれるんですけど。