京都を斜めに歩く(下鴨神社はどんとこい!神社だ編)

uiui2014-07-05

スポーツも美貌も御縁もなんでもこいっ!の太っ腹な下鴨神社

広大で深い「糺の森」(ただすのもり)には、人間のあらゆるお願いをがっつり受け止める神様たちが佇んでいるらしい。

河合神社には、日本サッカー協会のシンボルでもあるヤタガラス命も。
スポーツ、どんとこい!

手鏡型の絵馬に、美しく化粧した自分の顔を描いて納める。
美貌もどんとこい!


そんな人間の欲と願いが渦巻く隣にひっそりと、

鴨長明が「方丈記」を書いた庵が復元されてる。

小さいなー。寒そうだなー。
横綱が一人入っただけで、養鶏場のニワトリみたいに身動きとれなくなりそうなほど狭い。


更に進むと、下鴨神社

これがまた、あれこれ盛ってある神社だ。
どんとこい!だ。


2本の木が途中でくっついて1本になってる「連理さかき」は縁結びのお社。

十二支が7つの社に分けて祭られている言社があるので、自分の干支のところでお参り。

御手洗社(みたらししゃ)は、災難厄除け。


ここの池は、枯れそうになっても土用の丑の日になると、水が湧き出てくるという伝説がある。
池に湧き出る水泡を象ったのが、みたらし団子の始まりだとか。
幼い頃、通院をいやがった私が母の「みたらし団子を買ってあげるから」の言葉につられて病院に行ってたらしい。
となると、御手洗社は私の命の恩人だ。



なので、有名なみたらし茶屋へ行くことにした。


あの、どんとこい!な下鴨神社で祈ってもダメなら、あれこれ諦めもつこうというもの。
シュールな気持ちで、ショウガ甘酒まで飲んでしまう。
あちち。



三十三間堂は、2度目。
これは、写真などでは全くすごさが伝わらないだろな。
風神・雷神、阿修羅・・・美術や日本史の教科書の常連の像が山盛りのオールスター戦。
1001体(高さ165cmと人間と同じ位の身長)の御本尊。


このうち500体位は、一人の職人が作ったんだよね。
完成品もすごいけど、創る工程の一つ一つに祈りが込められてる感じ。
現代の「製品を作る」工程とは全く異なる作業だ。
この1001体の中に必ず自分に似た1体があるらしいけど?

建物の長さも驚異的。



東寺の「立体曼荼羅は、菩薩や如来が21体。
好きな所に立って井戸端会議をしてるわけではなく、この並びと位置で、密教の浄土を表現してる。

五重塔は、初めて近くで見たよ。
優美さと、人間の感覚に収まらない不思議なバランスは、東京タワーと並ぶと思う。



京都駅のカフェで、舞妓さんのラテアート。


ちょっと気を抜いてるうちに、ドクロちっくになってた。


用事も落着して、少々疲れたので、京都タワー地下にある銭湯へ。
清潔だし、結構人もいたよ。
朝7時からやっているので、早朝到着の旅人や出張疲れの方に良いかも。


新幹線に乗るたびに、「冷凍みかん」がもう売られていない事を残念に思うのだった。