キューバ(ハバナ)の旅vol.8(宿泊施設)

uiui2014-05-08

vol.8では、私が宿泊したカーサ・パルティクラル1軒、ホテル2軒についてレポートします。
宿泊料は1名/泊で、web予約でのものです。
旅先では、あちこち歩き回る(ずっと外出)ので、豪華なリゾートホテルではなく、清潔&安全なリーズナブルホテルにしています。
でも、ハバナの旧市街地区には、18〜19世紀の大富豪邸宅をホテルとして利用しているケースが多いので、泊まるだけでも楽しめます。
また、キューバ独自の宿泊システム「カーサ・パルティクラル」も体験しないともったいない。
そんなわけで、たった5泊なのに3つの宿に泊まりました。

(1)カーサ・パルティクラル 
(2)ホテル・サラトガ 
(3)ホテル・パレシオ・オファリル 


(1)カーサ・パルティクラル Casa Particular
「El Balcon de Yamelis」
(予約方法は5/1準備編をどうぞ)3,000円/泊(30CUC)
旧市街地区サンホセ民芸品市場のそば。
自宅兼用の一般的なアパートメント(2LDK)の1室を旅行客に貸してる。
4階まで階段でのぼる。
エアコンも冷蔵庫もついてるし、清潔でかわいい。バルコニーから通りの向こうに見える海がきれい。


部屋に不相応に大きい冷蔵庫には、配給されたと思われる大量の卵とじゃがいもも入ってた。
お客さん用の水やビールも(有料)。
1泊3,000円。希望したら、無料で朝食も出してくれた。有料で夕食を出してくれるカーサも。
グァバやパイナップル、マンゴーといったフルーツ、トマト、パン。

「卵料理を出しましょうか?」と聞いてくれたけど、遠慮した。
お腹いっぱいだし、卵は配給制なのでは?と思うと、つい申し訳ない気持ちになってしまったので。
グァバの甘露煮みたいなのは、バターと一緒にパンにはさんで食べる。
コーヒーは、食後のエスプレッソがフツーみたい。
あとは、たっぷりミルクを入れるカフェラテ。味はトルココーヒーに近いものが多い?(底に粉が溜まる)。
専用のバスルームもあるので、うれしい。
カーサを選ぶ時の条件の1つがシャワーのお湯が出るかどうからしい。
このカーサは、奥さんにお願いすれば5分後にお湯が出るという方式。
借りてる部屋の隣が住人の奥さんと6歳のかわいい息子さんと奥さんの叔母さんの寝室になってるので、ちょっと気を使うかな。
でも、親身に旅のサポートをしようとしてくれるし、住人ならではの情報ももらえる。
かといって、過剰なサービスもなく、一人の空間を作ってくれる。
ホスピタリティ、すばらしいな。
奥さんは日本に興味があるようで、芸者:岩崎 究香さんの本も読んでいて、日本のことを教えてあげたり。
ちょっとしたホームステイ感覚が味わえた。

出掛ける時用に自宅のカギを貸してくれるので、出入り自由。
ただし、住宅地でどちらを見ても景色が似ているので、慣れないうちは、あらかじめ自分が戻るべきカーサ入口の写真を撮っておくなどしないと帰れなくなりそう。
道路にはそれぞれ名前がついていて、住所も道路の名前の組み合わせでできてるから、分かりやすいとも言えるけど。
ちなみに今回のカーサの場合は、部屋に入るまでに4つのカギを開けなくてはならず(また、カギを閉めておかなければならず)、しかもちょっと開け方にコツがあって、それに気づくまでに汗だくになった。
なんか、できの悪い空き巣狙いの気分。
旧市街地の建物は古いためか、普通のドア+鉄柵扉のセットがデフォルト。

店舗もそうみたい。

あちこち鉄柵。
子供の公園も鉄柵だったな。

学校が商店街に並んでいて、しかも通りに面した鉄柵の向こうがいきなり教室なのには驚いた。
小学校はこういう造りが多いみたい。
毎日、授業参観日みたいだね。

守りたいものは鉄柵!


夕方以降深夜までがキューバ人の楽しい時間のようで、音楽やおしゃべりが路上から結構聞こえるので、これが気になる人は向かないかも。
でかける時は、電話番号も書いた住所メモを持っておくと、迷子になってもタクシーのドライバーに見せれば、カーサに電話をかけて確認しながら連れて帰ってくれる。
カーサは予約なしでも空いていれば泊まれるけれど、入国時に宿泊先を聞かれることがあるので、1泊目だけでも予約しておいた方がいいんじゃないかな。

このカーサのある通り。





(2)ホテル・サラトガ Hotel Saratoga 
12,000円前後/泊


キューバでは高級ホテルにはいる。

旧市街地区で唯一(?)、無料Wi-Fiが使えるホテル。
スマホは、サクサク使えた。セントラルパークに近く、便利。
ここのコーヒーサービスの器具がどうしても使えなかった。
英語の取説もあるのに。しかも、チェックアウトの時に知ったけど、有料だった・・・

部屋中の電気を点けて、コーヒーメーカーを使おうとしたら、ブレーカー落ちた。(ホテル全体の停電かと思ったら違った)
朝食はバイキング。
このランクのホテルでも、トイレはなんだか流れにくい・・・



(3)ホテル パラシオ・オファリル Hotel Palacio O' Farrill  
10,000円前後/泊


18世紀に建てられた富豪オファリル家の邸宅をホテルに改築したもの。
自然光を生かしたステンドグラス、パティオを囲む部屋、気品を感じる家具・・・
TOP画像もこのホテル。
一見の価値あり。
朝食付。

なぜかベッドが3台もあって、ちょっと寂しくなった(笑)






ここまで日本人に一度も出会わなかったと思っていたら、隣の部屋のバスルームから声が聞こえた。
「xxちゃーん、背中ば流してくれん?」「はーい♪」(九州弁)



orz



このホテル、すばらしいですが、壁は薄いです・・・



そういえば、バスルームの天井からポタポタ水も落ちてきていたような。

アメニティも最小限しかないし、サービスよりも雰囲気を楽しむつもりで泊まった方が良いかな。
これは、旧市街地区の歴史ある建物を利用したホテル全般に言えるかも。
チェックアウトの時、「部屋の水(有料)等を飲んだ?」と聞かれるけど、「ない」と答えても、部屋をスタッフがちゃんと確認するまでそこで待ってなくちゃいけない。
でも、早朝チェックアウトするためのタクシーの手配はきちんとしてくれたし、スタッフも親切。




・ラ・イングラテラ(泊まってない)
ツアーデスク隣に数台の有料PCがあった。
セントラルパーク目の前で便利


テレグラフォ(泊まってない)
セントラルパーク目の前で便利




xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

ハバナ旅行記はボリュームがあるので、以下のように分けて書いてます。
2014年5月の情報ですので、変更になっている可能性もあります。
最新情報を確認してくださいね。



vol.1:準備編(ツーリストカード、保険証明、クレジットカード、両替など)
vol.2:入国、両替、空港からの移動、交通、トイレ
vol.3:観光(その1)ハバナクラブ・ラム博物館、アルマス広場の古本市と蚤の市、フエルサ要塞、市立博物館、オビスポ通り、ホテル・アンボスムンドス、ホセ・マルティ像、ガルシア・ロルカ劇場、旧国会議事堂(カピトリオ)、中華街、鉄道中央駅、サンホセ民芸品市場、キャバレートロピカーナ
vol.4:観光(その2)観光バスT-1、革命広場、国立劇場、Calle23、マレコン通り、チョコレート博物館、ビエハ広場、フロリディータ
vol.5:観光(その3)パルタガス葉巻工場、観光バスT-3、カバーニャ要塞、モロ要塞、第1ゲバラ邸宅、カサブランカ駅、サンタマリア・デル・マル
vol.6:観光(その4)プンタ要塞、カテドラル、革命博物館(グランマ号)、要注意人物たち、ラ・ボデギータ・デル・メディオ
vol.7:出国、空港税、両替
vol.8:宿泊(カーサ・パルティクラル、ホテル)
vol.9:クラシックカー、食事ⴭ�