バカボンのママはなぜ美人なのか(嫉妬の正体)

程度の差はあれど、嫉妬未体験の人はいないのでは?
著者の柴門ふみさんは、子どもの頃から激情型で、年齢に応じて(?)対象が変化しつつも、ありとあらゆる嫉妬(しかも激しい)をし続けてきたそうだ。
この本は、柴門さんの経験に基づいて、嫉妬を分析してる。
延々と嫉妬の話なので、正直、つらい感じも。
私の経験した嫉妬なんて、嫉妬のうちにはいらないと安心できるほど(笑)

この年齢まで生きてると、書かれてる内容にそんなに新発見はないのだけれど、特に共感できたのは男性と女性では嫉妬の原因が異なること。
女性の嫉妬は、自分のシアワセがポイント。
男性の嫉妬は、社会的地位や名誉がポイント。
これは私の見解だけど、女性は嫉妬しても、自分をきれいな状態に保って醜態をさらさずに対象者を貶めようとする気がする。
嫉妬される側は意外と鈍感なので、気がつくと悲劇のヒロインをいじめるとして、周囲を巻き込んだ魔女裁判にかけられてることも!?


一方、男性は、嫉妬を「義」「名誉」と変換して体当たりモードに入る傾向があるかも。
地球上の歴史は、男性の競争心や嫉妬心で作られたと言っても過言ではないではないかと結構本気で思ってる。


でも、嫉妬の原因って、本人だものね。
本人の価値観というか。
大抵の場合、対象者には関係ないんじゃないかな。


そして、タイトルの回答。
バカボンのママは才色兼備なのに、どうして嫉妬されないのか?という問いかけ。
なるほどね、です。