トルコ(カッパドキア+アヤソフィア編)1of3

uiui2012-05-12

トルコ語で、10って、「オン」って言うの。



トルコ語は全く分からないのに一人旅。
覚えていったのは、挨拶と「トイレはどこですか?」くらい。
世界で唯一、ヨーロッパとアジアにまたがる都市イスタンブール、そしてカッパドキアに行く。
まずはカッパドキアへ。そこには、私の大好きな



洞窟や穴がいっぱい!





成田から直行便で11〜12時間でイスタンブールに到着。
サマータイム時で、時差は日本−6時間。

トルコ航空の音楽サービスメニューには、コーランも。
非常時対応の説明映像では、ルーニーやナニといった有名サッカー選手が登場。
しかも、困ったちゃん役で。




国内線に乗り換えて、カッパドキアに近いカイセリ空港へ。
イスタンブールカイセリは、計算してみると「羽田〜広島空港間が往復4,000円」位の感覚?
ほんと?安い!



トルコの観光名所は、名前を聞いても何なのかよく分からないものが多い。
アヤソフィアは、キリスト教の教会として建てられたのに、イスラム教のモスクとして使われるようになった寺院。ビザンチン建築の最高傑作と言われる。

ドーム部分などあちこちにアラビア文字コーランの言葉が書かれている。
知らないと、ただの模様に見えてしまうのだけど。
キリスト教の教会時代の説教場はエルサレムの方角についており、イスラム教のモスクとなった時代の説教場はメッカの方角に作られていて、2つの説教場が微妙にずれた位置にあったりする。





アヤソフィア内のスルタン(王)が礼拝をする場所。
横の通路から、住居であるトプカプ宮殿内のハレムへと直行・直帰できるのだ。

スルタンは敵が多いので、階下でゆったりお祈りというわけにはいかなかったんだね。
ハレムは、日本の「大奥」に匹敵するところ。
王の奥さんたちと、去勢された黒人男性の宦官しか入ることができない。
ハレム内部は、奥さんの居室がそれぞれの好みで違っていたり、女性的で豪華。











「ヒポドローム」は、ビザンチン帝国の大競技場跡。(馬車競争などをしていた)


カッパドキアは、もちろん河童が住んでいるのではなくて、火山の噴火で堆積した地層が、長い年月をかけて浸食されて不思議な形になった奇岩や、その岩を掘って作った地下都市や住居・教会、洞窟遺跡などが見られる地域を指す。
紀元前6,200年頃の壁画も残っている。
都市名でもないし、しかもこの地域は東西南北100kmに及ぶ。

さすがに一人ではまわれないので、現地ガイドさんとドライバーさん、そして京都から来たというキリンさん(仮名:まつ毛がとても長い方だったので)との4人でドライブということになった。


カイマクル地下都市。
全て人力で掘った地下7階。1,500人ほどが共同生活をしていたとか。
食糧貯蔵庫、教会、トイレ・・・
ここは台所。

外とつながる換気口もある。
地下都市は他にもあり、都市同士をつなぐ秘密の通路があるのではと言われている。



ギョレメオープンミュージアムは、岩をくりぬいて作った教会。



これは、ラクダと奇岩。

これは、ラクダの奇岩。


岩が突起していったのではなくて、岩のてっぺんまであった地面が浸食されて、岩の下まで削れてしまったのだけど、固い花崗岩があった部分だけ浸食されずに残り、キノコのような形になっている。
100%自然の成した仕事。










こんなに広大な土地なのだから、車は必須なはずだけど、ガソリンの消費税は80%。
200円/Lくらい。





岩を掘って作られた「洞窟ホテル」はたくさんあって、私が泊ったのはこんな感じ。

念願の穴生活♪♪

岩窟レストランも多い。

名物の壺焼ケバブ

キリンさんが、ワイン&ビールと盛大に始めたので、私もビール。
イスタンブールでは政教分離なので、アルコールもOK。
コーランの放送が始まっても、お祈りをしている人は見かけなかったなあ。









レースを編みながら売っている女性。


アイロン?骨董品?何屋?



初日は、早めに眠りについたけど、朝4時半に聞えてくるのは、ラジオ体操!?と思ったら、





コーランの屋外放送





1日5回、聞こえてくる。





点在する小さな町では、通りにテーブルとイスが置いてあり、年配男性たちがたむろしている。
何をするわけでもなく、おしゃべりしながら、ひたすらチャイを飲んでいるのだ。
トルコでは、リタイアした男性はこういう日々を過ごすのだそうだ。
女性は歳をとっても農業にいそしむ。
呆れ果てるキリンさん。




周囲に生えているのは、ほとんどがブドウの木。




なんと、小学校の隣に刑務所があったりする。
もろい岩石の地質なので、以前、囚人が穴を掘って脱獄したそうだ。
今は、地面をセメントで固めたから大丈夫!・・・らしい。



トルコの家の屋根は、「赤」と法律で決まっている。
レンガ用の土が豊富なため、大地震を経験した今でもトルコはレンガの家を建て続けている。



トルコ以外の国でもあるらしいけど、トルココーヒー以外のコーヒーは、


ネスカフェ


と呼ばれる。
メニューにだって、ほら!

(たまに値段表示がトルコリラでなく、ユーロになっているから注意が必要!)



ゴミ処理場のそばも通った。
分別せずにただ埋めるだけらしい。
トルコでは、やっと最近、ゴミの分別が始まったところだそうだ。



墓地もあったよ。
白い石板が墓標として立てられている。
土葬なんだって。



陶芸も有名。



ここで、あの旅行会社スタッフにばったり出会った。(初日の空港で会ったきりだった)
彼は、メールで私をピックアップするという内容を伝えるのに、



「私があなたをもらいに参ります」




と書き、私を震え上がらせた(おもしろくて、お腹がよじれたとも言う)のだった。
色々とスリル(不安とも言う)を味あわせてくれた彼は、ニコニコと近づいてきて、いかに日本のから揚げがおいしいかを熱く語り始めた。
旅行業をかじったことがあるので、仕事目線で評価してしまうと彼の段取りのテキトーさは、怒ってしまう客がいると思うけど、あまりにも楽しそうに日本に行きたい♪と言っているので、まあ、いいやと思ってしまった。
ダメなワタシ。






街角のうさぎ占い。おみくじみたいなもの。