肉をください。

uiui2011-10-02

今日は、偶然にも「南米の日」になった。私限定ですが。
まずは、練馬区光が丘公園で開催されている
パラグアイフェスティバルへ。
お店では、パラグアイのものや食べ物が売られているのだけど、店数が少ないため、アサドは長蛇の列。

ジュウジュウ焼かれる牛肉からの刺激を目と鼻で思い切り受けたけど、諦める。
仕方なく、コシードというローストしたお茶にミルクをいれたものを飲んでみる。
おいしい♪
南米ではマテ茶が日常的に飲まれている。
畑仕事や野山に行くときもマテ茶セットを持っていくそうだ。
お茶の葉を入れるところまでは日本茶と同じだけど、ポットにストローを突っ込んで飲むのだ。

年下の者が注いで、右回りに回し飲みするのが作法だそう。
日本の盃みたいだね。

ニャンドゥティ(パラグアイ刺繍)と呼ばれる手編みのレースは精緻な手作業。

パラグアイは、ブラジルが移民制限をした後に日本人が移住し始めた国で、ずいぶん長い歴史を日本人はかの国で刻んできたんだね。パラグアイで大豆を栽培し、輸出し始めたのも日本人だそうだ。
これはボリビアのラパスに向かう船が神戸港を出港する場面。

現地についた移民が原始林を開拓し始めた時の写真。

パラグアイ」とか「ウルグアイ」の「グアイ」の意味は、「〜のところ」など諸説あるらしい。
「具合」じゃないのね。・・・て、それじゃ日本語か。腹具合?




それはともかく、パラグアイ祭のスタッフに



バングラディシュについて質問している人がいた。



パラグアイ・・・バングラディシュ・・・似てるかなあ?
スタッフの困惑顔を後にした。
なんといっても、食べることのできなかったアサドのせいで、肉食獣と化した私は肉を求めて走る。
肉食べたいー。


しかし、光が丘って、あらゆるファストフードやファミレス、レストランがあるのに、どこも20分以上待つほどに混んでいる。



あああああああ・・・




どうして、私はケンタッキーにいるんだ!!!!! 
 ↑
唯一空いていた肉が食べられる店





なんだか不思議な不完全燃焼感を抱えながら、今度は成城へ。
バンドネオンの仁詩さんとケーナサンポーニャの岩川光さんのデュオライヴを聴きに行く。
以前からとても楽しみにしていたイベント。

バンドネオンケーナとくると、南米の音楽に興味のない人は、哀愁とかフォルクローレといったおとなしい?イメージが湧くのかもしれないけど、大変に「動」な音楽をやるお二人だ。
アルゼンチンタンゴなどの南米音楽はもちろん、ヘンデルなどのバロックのアレンジも飛び出すし、しかも「新しい」エネルギーを持ってる。
私はロックも好きだから、こういう表現になってしまうけど、「ロックの魂を持った国籍不明音楽」なんだよ。
なので、南米音楽に興味がない人にオススメします!?
仁詩さんのかすかな音色から演奏が始まる曲は、ゾクリとするようなスリルが哀愁の中にある。
岩川さんは体全部がケーナサンポーニャメロディオンも登場)の一部になったようで、演奏というより歌っているように感じる。

会場は、成城の住宅街に突然現れる自宅兼ホール
「サローネ・フォンタナ」。
教会みたいな風情。
楽器の音が空に向かって拡がっていくのが心地よい。
手前には、パイプオルガンではなく、グランドピアノ。

1部と2部の間の休憩では飲み物とチーズケーキがふるまわれた。
絶品ケーキは家主の奥さまの手作り。
お店では見かけないようなものだった(タルト部分がパイ生地)ので、お客たちはレシピを聞きたがり、2部がなかなか始められなかったくらい。



なんだかいい誕生日になった。
うれしいな。



先日、花屋で買った。(紫の実がついてる)
花屋さんは「ハマナスです」と言ったが、違うよね?
トウガラシだよね?
一緒に挿してある白いフワフワは「綿の花」。

そして、白いヒガンバナを見つけたよ。
きれい。