東京洞窟厳選100
東京洞窟厳選100――穴があったら入りたい! 「地底の別世界」
- 作者: 中野純
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: 単行本
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山口の秋芳洞や沖縄の玉泉洞には、住んでみたい気もします。
職場の中庭にある直径5cmの土の中の横穴が何なのか気になってしまいます。
そんな人が他にもいたのか!!
副題が「穴があったら入りたい」なんですけど、さすが穴好きの著者。
言った瞬間に穴に入りたくなるのではと思えるようなギャグセンス。
読みながら、うつむき、自省の念さえ出てきました。
まあ、それはいいんです。
「横穴に横恋慕」とか。
「岩窟掘ってる→岩窟ホテル」とか。
いいんです、いいんです。
軽く読み流します。
「ししどの窟」にいたカエルは、魔法でカエルにされた源頼朝に違いない・・・みたいな妄想は、穴を愉しむには必要は要素だろうし。
通路トンネルの写真の説明が、「猫とねずみの競演」。
暗い写真をじっくり見ると、壁にドラえもんとミッキーマウスが描かれていた・・・そんな無理やり感も多少あり。
タイトルに「洞窟」とあるけど、本には、横穴墓や地下壕や井戸、更にはコンクリートものまで登場します。
「小平市ふれあい下水道館」まで。
下水道館を体験できる臭い・・・いえ、楽しい資料館なんです。
神様がいる穴は、「胎内」というんですね。
知らなかった。
日原鍾乳洞にも行ってみたい。
軍事地下壕もまだ残されている。
東京にこんなに穴があるなんて、私の目は節穴か!