太平洋の奇跡 〜フォックスと呼ばれた男〜

3号と映画「英国王のスピーチ」を観ようとしたら満席。
なので、「太平洋の奇跡 〜フォックスと呼ばれた男〜」に変更。彼女は、戦争エピソードに興味ひかれる人なのだ。



舞台は、太平洋戦争の激戦地サイパン島
たった47人の日本兵で4万5000人の米軍を姿さえ見せない作戦で翻ろうしたことで、“フォックス”と畏敬の念を込めて呼ばれた実在の人物「大場栄大尉」の物語。
ポツダム宣言の事実を知る術もなく、知っても「敵の罠では?」と思ってしまって、生き残った日本兵はまだ天皇のためにとゲリラ的な戦いを続けていたのだ。
そんな中、「自決するより、日本が勝つために最後まで戦え」と皆を率いる。
そして、終戦後の12月に戦没者を弔う軍歌を歌いながら投降したという史実だ。




なんと、原作は、映画に登場する元米海兵隊員ドン・ジョーンズさんの「タッポーチョ 『敵ながら天晴』 大場隊の勇戦512日」だそうで、大場隊に感動し、大場大尉に畏敬の念を抱いた彼が戦後来日・取材をして書き上げたらしい。
取材にあたり、「日本人が誰も大場大尉のことなど知らない」という事実に、ドン・ジョーンズさんは驚いたそうだ。


おもしろいのは、米軍側の描写はアメリカ人監督が担当して、日米が協力して製作したこと。
だから、戦争映画にしては残虐シーンがほとんどなく、妙に丸くきれいにおさまってる感があるけど、「誇り高い生き方」という点に焦点が絞られているということなんだね。





それにしても以前から、ずっと感じていたのだけど、






竹野内豊くんはかっこいーなー。(ぽ・・・)






5月公開のコメディ「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」は楽しそう。
観に行きたいな。