龍馬が歩いた下関と顕著な違い

今日の日記は、広島ガイドブック的に。

あまりコアでない、初めてでもくつろげるライブハウスはないものか・・・と以前から検索していたのだけど、今回の広島帰省の際にチェックしたらありましたよ。
5月にできたばかりで、クリスタルビルの19階にある良いライブハウス
「Juke」。(最寄りの路面電車電停は、「袋町」)
大きなガラス窓からの夜景+グランドピアノ+良質の音響+豪快なカウンターテーブル。

なんだか出来すぎのセッティングである。
友人いわく、






 「そこは昔、バニーちゃんのいるエスカイヤクラブだったところだよ」






そういうことか。
出演者は日替わりでJazzが多いけど、ポップスもあれば、ゴスペルやハワイアンの日も。
チャージも日替わりで、1,500〜で気楽に入れる感じです。
たまたま訪れることができた日に、聴きたかったラテンミュージックのエルコンボ・デラパス(8人編成)が出演。
マンボNo.5のような超スタンダードもやれば、オリジナルもやるし、「りんご追分」をラテン風にアレンジしたものもあり。
とにかく楽しい。
外国人のお客も日本人のお客もタンゴのような感じで踊り始めた。

お店の詳細やスケジュールはコチラ


平和大通りは、イルミネーションで大変なことになっていた。

ひとつひとつが作品だそうで、優秀賞は「ピースドーム」(原爆ドーム)という小屋くらいの大きさのある巨大な作品だ。
あまりにきらびやかなので、どちらかというとシンデレラ城っぽい。
イルミネーションは、1月3日までらしい。





それから、30年くらい前に広島にいた方に朗報。
本通りにあった幻のグラタン屋「リゾート」が復活していましたー。
場所は変わっているけど、本通り。香水屋の2階。

店名は、「モナコ」に変わってますが、「アンドレ」などのメニュー名はそのまま。
オニオンサラダもそのまま。

昔のちょっと怪しげな雰囲気はなくなっているけど、濃厚なホワイトソースがおいしい。
一緒に行った母に「いつもは夕飯は何時に食べているの?」と聞いたら、「17時10分」との返事があったのでその時間に入った。
「これなら、いつ入院しても、早い夕食にとまどうことないね♪」と睦まじく語り合う母娘であった。




いや、早すぎだよっ!!





広島からちょっと足を伸ばして、ずっと行ってみたかった下関へ。
ちょっと足を伸ばすといっても、意外と広島からは距離があるのよ。日帰りは、ギリギリかな。
なにしろ見どころが多い。
歴史は壇ノ浦の戦いもあれば、吉田松陰先生や龍馬・晋作もいるし、現在の政治家の出身地であったりもする。
赤間神社の耳なし芳一さんの像は、迫力があった。
まあ、でも一番迫力があったのは、一緒に歩いた友人に龍馬の気が降りてきたのか、だんだん無口になって、最後は黙々と歩くその後ろ姿だ。(ただ疲れていたのかもしれない)
龍馬・晋作と共に戦った者たちの名前がひとつひとつに刻まれた石碑が数百名分、身分などの差別なく並べられている寺もある。
お墓ではない石碑なのだけど、銃や剣術の練習場でもあったこの場所にこれだけ寄り集まっていると、彼らが今でもざわざわと何かを論じているかのような錯覚にとらわれる。


これは、晋作が1日中隠れていたという井戸。


下関には港もあることから花街が栄えていたようなのだけど、平家が負けて、亡くなった戦士たちを弔うにもお金がないということで、残された女性たちが身体を売ってお金を作っていたという話もあった。
華やかな世界の土台に、歴史の栄枯盛衰があったのだなあ。





女優であり、映画監督でもあった田中絹代さん のことを私はよく知らなかったけど、彼女の資料館に行ったら魅了された。
「老いて、目が見えなくなってセリフが言えなくなっても、役者をやっていられるかしら?・・・きっと大丈夫ね。」(この通りではない)といった言葉に、女優として生き抜く執念のような、老いや人気の下火といった残酷な境遇も辞さない覚悟が見える。
彼女の映画、観てみたいなあ。



広島と山口の相違点ですが・・・






マンホールに顕著に表れています!!!




今回の下関でようやく気付きました。
私は本当に、




ふぐのヒレ酒が好き。




東京に帰って出勤すると、盆も正月も実家に帰りたがらない職員さんが「秋田に帰ってきました」とバーゲンセールにでも行ったかのようなお土産の山を持って来てくれました。
もうあと10年くらいは実家に帰らないつもりでしょうか・・・
「きりたんぽケーキ」と「ハチ公サブレ」。
ハチ公は渋谷駅が有名ですが、なんと生まれ故郷は秋田なのだとか。






さてさて、今日の夕飯は、今年初の酢ガキと白身魚の包み焼き。

うーん。ヒレ酒飲みたい。