女のハンバーグと白ワイン「足利呱呱」

広島に帰省したタイミングで落語の機会があれば、母と一緒にと思っていたけど、なかなか、ない。
広島はある程度都会だけれど、いつでもどこかに行けば寄席をやっている東京のようにはいかない。
ところが!


広島在住の高校の先輩から、 「広島で生の落語を聴く会」のチケットがあるという情報があり、母に打診してみた。
もちろん突然やってきた機会なので、東京の私は行けず、母一人だ。


最初のメールの返信は、



「行ってみるわ♪」



数分後に突然、



「ちょっと待って。一人で行くの?
いやだわー。やめておくわ。」



もう先方に連絡しちゃったよと言うと、



「場所、わかんないもん」




あぁ。あの曲がBGMで流れているような気がする。
番組「はじめてのおつかい」のB.Bクイーンズの曲が。(-_-;)
どんだけ出不精なのか。>母





「観客が自分だけだったら、どうしよう」などとウダウダ言うのを「綾小路きみまろじゃないんだから、一人でも大丈夫」と訳のわからない事を言ってなだめた揚句、





行って座ってるだけでだいじょうぶだから!!




と勇気づける。





座禅か?







でも、結果は大正解。
立川生志師匠の独演会は、とってもとってもとっても楽しかったようです。
ありがとうございました。>先輩、上村さん
初めて生で聴く落語にもコ―フンしてた。
この落語の会は、新聞記者である女性があくまで、「広島の皆さんに一流の芸を聴いて欲しい」という気持ちでやっている事業だとか。赤字が出た場合、ボーナスで穴埋めするらしい。
活動を支えるボランティアも多いのだそう。
そういう趣旨のイベントに関わったことも母が楽しんでくれて、なんだか私までうれしいな。
今回の強行的試みで、チケットを用意してあげれば、母も腰をあげて出かけて楽しめるということが分かったので、これからもできるだけ広島情報をチェックしてみよう。





さて、私の方は、 「ワインで社会貢献」というイベントに参加してきた。
経堂のSocial Energy(ソーシャルエナジー)カフェにて。

「社会貢献」というと、企業ではCSRが広まってきたものの、個人レベルではなんだか胡散臭いというか、偽善者っぽいにおいがまだまだ付きまとっている気がする。
でも、それでもいいのかもと思う。
「いつでも善人」なんて人はいないし、全てに対して貢献できる人なんているわけない。
自分のできる時にできる範囲のことをして、しかも自分にもなにか良いことがあるというのは、「社会」として健全なことじゃないかなあと思う。
電車で誰かに席を譲るのを「偽善」と呼ぶ人はいないもの。
「良いことをしている」をダシにして、儲けてるじゃないか、みたいな反感もわかる。
「慈善を広告塔にして金儲け」ととるか、「人に喜んでもらえる内容で金儲け」ととるかの違いかなとも思う。
私は単純に、「人に喜んでもらえる仕事の方がやりがいがある」と考えているので、後者の受け取り方。
まあ、悪徳業者もいるのだろうけれど。



後者の気持ちでいたい人のプラットフォームになってやろうというのが、イベントを主催する(開催場所のカフェを運営もする)「Social Energy(ソーシャルエナジー)株式会社」なんじゃないかな。
理念は、とてもシンプル。
ボランティア頼みでなく、人を育てる気持ちもしっかり持っていて、しかもスタッフ自らがよく動く。
今回のイベントのお料理も奥の厨房で、創業スタッフのFさんがワタミ仕込?の腕をふるうし。

代表取締役である木村さんは、山崎製パンワタミ(ブランド管理部長)、CCC(広報リーダー)を経て、この会社やソーシャルエナジーカフェを運営。
希望する人は、社会的起業などについての情報交換や講演依頼もできる。
私なんて、ドキドキしながら行ったわりに、社会の話はほとんどせず、参加していた初対面の女性たちのカレシの話で盛り上がっちゃったしなー。
白ワイン「2008足利呱呱」が、すごくフレッシュで、飲みすぎたせいだなー。
あ、宗教勧誘みたいな説明も商品売りつけも一切なかったよ。←私のこのレポートだけ読むと、こういう心配をする方もいると思うので一応。
そして、今の自分の想いを再分析して、考え直すきっかけになったかも。行ってよかった。
仕事先のカンボジアから帰国していた男性も、引き締まるような酸味の「2008農民ロッソ」、Coco-Roseと一巡して、最後は白に落ち着いていたかな。

今回のイベントは、知的障害をもつ人たちが中心となって作っている「ココ・ファーム・ワイナリー」のワインを試飲し、食事を楽しむというもの。
このワイナリーのワインは、田崎真也氏に選ばれ、九州沖縄サミットでの各国首脳や来賓が出席する公式晩餐会で出される等、評価は高い。
私は、社会のためでも、おいしくないものは買わないし、フェアトレードだからといってもあまりに高いものは買えない。
でも、このワインなら、なるほどファンがいるだろうなあと思う。



カフェでは、様々なイベントが、かなりの勢いで開催されてるらしい。
何もない日が少ない。
http://ameblo.jp/socienecafe/

たとえば、

◆樽ボジョレー 飲み放題祭り
〈日時〉11月18日(木)20時〜22時
〈場所〉Social Energy Cafe
〈費用〉樽ボジョレー飲み放題+お料理 5,000円




村上由香さんトークライブ
一人三役でつづる奇跡の命のミュージカル「キミの声」など、舞台やシンガーソングライターとして活躍する村上由香さんのトークライブ
〈日時〉11月30日(火)19時半〜20時半(終了後に懇親会も開催)  
〈場所〉Social Energy Cafe
〈費用〉1,000円 ※ワンドリンク付(ソフトドリンク)
※終了後に、懇親会(お料理2,000円、ドリンク別)お料理は、福祉関連施設でつくられた授産品や地産地消などをテーマにしたもの




「就活!ひざづめ塾」(11月13日)では、適性診断や自己PR、業界の絞り方や企業の見方・面接のトレーニング(段階別)などを個別に支援してくれるそうだ。 http://bit.ly/cPs9qz

「もっと仕事を楽しむための会計基礎セミナー」
「こなものde社会貢献! 」
ボタン鍋(猪鍋)で社会貢献! 」
「 からから亭の餃子を食す会 」
「ハーブセラピー」


多種多様。






先日の吉祥寺でのランチ。
地下のお店にはいるのって、結構勇気がいる。
オールドアメリカ調で、夜にはカウンターで渋くシェイカー振りそうな年配の店主が一人でサーブしている。
意外とお客さんがいっぱいで、安心。
Big Appleの「女のハンバーグ」。

野菜がどっさり入ったホワイトシチューがかかったハンバーグ。
そのトップに君臨するのは、ナスの田楽だ。
ライスを忘れてるのかと思ったら、ハンバーグの下から出てきた。
3号、感激。
「男のハンバーグ」は売り切れ。
これら3種のランチは、コーヒーor紅茶がついて、女のハンバーグは更にミニブラウニーもついて800円。




最近の3号は、2Fの勉強部屋で一生懸命に勉強をしている。
そして、ふいに、






リコーダー(たて笛)を吹き始める。




だいじょうぶか?