アガサ・クリスティー展と大江戸骨董市

uiui2010-05-18

アガサ・クリスティー生誕120周年を記念して、国際フォーラムにて
アガサ・クリスティー展」
をやっている。(6月13日まで)
彼女の軌跡を示す展示で、多くの写真や原稿、手紙など。
2番目の夫が考古学者だったので、エジプトなど世界中を旅し、ミステリーの材料も集めたようだ。



水泳が好きで、水着姿もご披露だ。
ナレーションでは、「チャーミングな水着姿」と言っていたけど、それはちょっと違うような気がする。ごめん、アガサさん。



目玉は、録音された肉声やホームビデオで撮られた映像かな。




久しぶりに「そして、誰もいなくなった」を読んだ。
結構、細部を忘れてしまっていたので、なんだか新鮮。
以前、ここで紹介した「アガサ・クリスティーの晩餐会」(コチラ)という本もオススメよ。
事件に出てくる料理を再現し、レシピを教えてくれる本なんだよ。
ミステリーの一部が引用されていたりして、演出も素敵。





大規模な展示ではないので、すぐに見終わってしまったけれど、問題ありません。
偶然だったのだけど、第1・3日曜日は、国際フォーラムの広場で、



大江戸骨董市




が開かれているんだね。
これがかなーりな大規模。
古いものが好きな人なら、2〜3時間は過ごせそう。
もう、ありとあらゆるものがある。

名前が分からない物もいっぱい。
田舎の蔵の置くから出してきたようなものから、骨董品店にあるようなものから、博物館に置いた方が良いのではと思うようなものまで。
ちゃんとしたアンティークショップからの出店も多いので、100円から数万円の品物が、あなたの鑑定を待っています。
飾るためのコレクションだけじゃなくて、ちゃんと使えるものも多いよ。




江戸時代〜昭和初期のもの、着物、茶碗、プラモなどの玩具、アクセサリーに懐中時計、壊れたヴァイオリン、昭和初期の「文芸春秋」・・・
浦島太郎に出てきそうな漆塗りの箱、デッサンや何かのデザインが描かれたスケッチブック。
昔の消防士のヘルメット?
有田焼のかけら(かけらなのに、100円)やカードのように小さいものから、家具のような大きいものまである。
古道具系は、タイムスリップしてきたようなアイロンやミシン、刀、竹製の釣竿・・・本当に当時は日常的に生活空間にあったと思われるもの。
海外の物もある。
高級食器のヴィンテージものや、豪華なセット、1点のレアもの。
夜、絶対に見たくないような古めかしい人形とか。


通常のフリーマーケットだったら、怒られそうなボロやガラクタも、ここでは、誰かの心を射止めて、命を吹き返したいと思っているかのような、モノたちのエネルギーを感じる。



年配のほっそりした女性がじ〜っと座っている(この人自身がアンティーク人形みたい・・・)店では、ボロボロな人形か赤ちゃんの服を売っていた。
どう見ても、戦争で焼け出されたような傷みようだ。
デザインは、兵隊さんのコートっぽいな。
一緒に並んでいる商品を見ても、イマイチ何なのか分からん。




でも、そう。この、



「なんだろ、これ?」



が妙に楽しい。


「なんで、これを売る気になったんだろ?」



と、つい売り子さんと商品をこっそり見比べてしまったりしてね。
ミステリアスな市場です。
フリマみたいに叩き売りもない。




外国人客が多いから、英語のパンフレットもある。

プロのデザイナーや空間プロデューサーのような人も仕事に使えそうなものを買いに、結構来ていたんじゃないかな。
今度はひとりじゃなくて、「モノ」が好きな人と来てみたいなあ。






ガールズ(主に1号)と大論争。(大体、年に1回くらいのペース)
こういう家庭内論争の時、2号・3号はそれぞれに違った役割をする。
1号はさすがに、的確に相手をやっつける言葉を使いこなすので、こちらも気合を入れる。
2号は、落ち着きながらも、サラリ・ポロリと自分の意見を言って、様子を見る。
3号は、いつも宇宙人みたいな感性の人だけど、こういう時は泣きながらみんなを一生懸命なだめて、大きな愛を見せる。一番、大人?
私は、いろんな事を考えてるタイミングでこの大論争がきたので、パワーなし。今回は退却だ。
いつも負けない私が落ち込んでるのを、1号が心配して、私の母にメールしたらしい。
「お母さんが心配だ」と。





原因はキミじゃないか?





うちはみんな、ケンカ苦手だもんね。
疲れたね。