なぜ好きか
珍しい「ちんどん屋」を高田馬場で見て、「どうして舞妓さんがここにいるのか?」と聞いてきた娘3号の母です。
みなさん、こんにちは。
みなさん、「好きなもの」を持っていますね。
何が好きですか?
何年もハマっているもの、「おっかけ」やってるもの。趣味を超えて、研究のようになるほどに「好き」という方もいますね。
でも、私はあまり1つのものに執着しないタチみたいです。
好きなものはたくさんありますよー。
キライなものなんかより、ずっとずっとずっとたくさんあるのですけどね。
それに飽きっぽくもない。
私の中の「好きなものファイル」は、どんどん増えていって、廃棄することはそんなにないように思います。
「好き」という気持ちは、まさに溢れてくるもので、理屈じゃない。
・・・と思いつつ、きっと自分の中に「好き」になるプログラムがあるはずだとも考えてます。
好きになれる対象とタイミングが揃った時、そのプログラムは起動するのです。
ここ5年くらいうちで飼っているウサギ「ラム男」は、もともとウサギが好きだから飼ったのではなく、ある日出会って、突然ウサギスイッチがはいってしまったため、飼うことになりました。
元来、生き物好きで、職場で書類持って歩いていても、見つけたトカゲの赤ちゃんを追いかけたり、カマキリのパントマイムに見惚れたりする私ですが、ウサギ限定スイッチは初めて。
じゃあ、ウサギのどういうところが好きなのか?
娘3号による劇画調ラム男
あのフワフワで温かい大きな毛玉感はもちろんたまりません。
仕草もかわいらしい。
それからね。
呼んでも振り向かないくせに、片耳だけをクルリとこちらに回転させて答えるところとか。
それから、目がまんまるで、どこ見てるか分からないところとか。
ふわふわの前足で、「ねえねえ、ちょっとー」とやけに訴えてくるなと思ったら、えさ容器のえさがなくなりそうになっているところとか。
キッチンで、私の朝食のシリアル(ラム男の大好物でもある)を器に入れていると、いつの間にか足下にいるところとか。
彼の気が向かないときに抱っこすると、身体を反って、イヤイヤするところとか。
お昼寝用毛布を気に入ったシワ加減になるまで、とことん調整するところとか。
お昼寝チェストに気に入らないものが載っていたら、床に落ちるまで蹴るところとか。
夜中と家族留守中にケージに入れられていて、家族がすでに起床or帰宅しているのに出してくれないと、扉を歯で
ガンガンガンガンガンッ!!!
と、家中に響き渡るような音をたてて、「はよ、出せ」コールをするところとか。
うっかりすると電気コードを1cmのみじん切りするところとか。
甘え噛みのくせに歯が鋭いから、肌にしっかり歯型がつくところとか。
しかもその歯型が、どういうわけかカタカナの「ハ」の字になるのが不思議。
大きな前歯で噛んだら、カタカナの「ニ」じゃないのか?
こうなると、いろんなものがウサギに見えてしまうという中毒症状も出てきます。
モディリアーニも。