タオルを持って雪山へ
えー、ここは?
スキーは一度もしたことがない。
この先もする予定がない私です。
・・・が、スキー場にいます。
菅平に学校行事のスキー合宿に行っている娘3号を迎えに来たのです。
スキー合宿の最終日と新体操の試合日が重なったことが決定した日に3号は、
あーっ、どうしよう、どうしよう!!!
肉食系女子である3号の「どうしよう」は「合宿と試合、どちらを取るべきか?」という迷いでは決してない。
「どうしたら、両方行けるか?」なのである。
新体操もこの試合のために1年間練習しているようなもので、諦めたくないという気持ちに応えることにした。
試合の前日に菅平に彼女を迎えに行くのだ。
そんな母親に感謝しつつも3号は、
最期の夜が一番楽しいんだよねー。
最期の夕食は超ごちそうが出るはずなんだよねー。
と未練にかじりつき、数年前に参加した娘2号に「最期の夜のメニューは何だった?」と聞く肉食ぶりである。
雪道を運転する自信は全くないので、早朝発のスキーバスで向かうことにした。
スキー場まであと10分という地点でも、雪は全くなかったのに、高度が上がって耳がつーんとし始めた瞬間に景色が真っ白になった。
びっくり。
遠くの白い斜面をつつっっーーーーっとゴマ粒が動いている。
・・・とゴマの形が変化した。
あぁ、スキーヤーがこけたのか。
昼食は、八甲田入山並の気合で肉食系母と化しているので、普段なら絶対選ばないようなコレ。ロコモコ丼。
ビールだって1人で飲むことなんてないのに、最期の盃の風情である。(アルコールフリーだけど)
昼食後は、私のメインである温泉。
サンホテル菅平にて。
タオルもちゃんと持ってきたさ。
スノーボードもないし、日帰りだから、スキーバスで一番身軽だった私なのである。
防寒のため、薄いものをたくさん重ねてきたから、もう脱ぐのが一仕事である。
タマネギの気持ちが分かった。
やっとお湯にたどり着くと、通常の浴槽に岩がゴツゴツとした洞窟がつながっている洞窟風呂がある。
まるで海の洞窟みたいで、魚になった気分。
それに、この中は、湯気が充満していて気持ちよい。
さて、娘を迎えに行くまでに3時間半もあるので、温泉を出て、散策に出る。
2時間徘徊したけど、スタバはない。コンビニ2件。
というか歩いている人、いない。
車道は雪解け水があるのに、歩道は雪が積もってる。
肉食系母には、この看板が、
「ステーキハウス」と読める。
お土産屋で友達ができた。むちゃくちゃステキな子。招き猫ならぬ招き犬。
↓
やっと見つけた休憩場所は、ロシア料理店。
ロシアンティーとピロシキで一息。
この辺りのお店は、寒さを防ぐために入り口が二重三重になっているので営業しているのが休業なのかよく分からないなあ。
スキーはしていないけど、お土産を少々。
辛い一味キットカットとりんごキットカット。
いつも出張土産をくださる方に信州限定カップ麺も。
「そばパスタ」を買いそびれたのが残念。
・・・さすがである。
肉食系親子は無事に下界に下りてきました。