赤ちん

ケガをしたら、そのケガに鞭打つような痛みを与える透明な消毒液を塗られた1950〜60年代。
その名は、オキシドール
過酸化水素の水溶液なんだね。




そして、その痛みにひぃひぃ言って、意識が薄くなったりしなくてすむよう、滲みない消毒液ができた。
それが赤ちん





決して、赤ちょうちんではない。
赤ちん。





血液とは違う、鮮やかな朱に染まった患部を見て、なんだか精神的にまで
がっくりと打たれるのだよね。





くー。
スカートに赤ちんがついちゃった!!




二次被害も続くし。




そんな赤ちん。
本名は、マーキュロクロム液。





ベビーブームが来た時に、東京・世田谷にある製薬会社「三栄製薬」が「ドンドン増える子ども達は遊びまわるようになり、あちこちで転んで傷を作るだろう。滲みて痛くない赤ちんはきっと売れる」と製造を始めたそうだ。
製品は、マーキュロクロムを精製水で溶かした2%溶液とのこと。
60年代後半では、月産最高4万本。
でも、その後、製造過程で水銀が発生するということで、国内メーカーが生産中止。
だんだん、痛くない、無色の消毒液ができてしまったしね。






・・・と、過去のものだと思っていたら、まだ作ってるんだって。
創業したこの会社の会長が、赤ちんを見捨てられなくて、原料もわざわざ海外から輸入してると。
月に約2千本。
ほとんど人の手仕事による製造。
利益にはならない。
でも、全盛期に赤ちんを万能薬のように思っていた人が、今でも冷蔵庫に保存しながら大事に使ったりしてるんだって。
朝日新聞より)





人の心に滲みた薬。







さてさて、すばらしい野菜が届いた。
ありがとうございます!!


生姜は早速シロップにした。

これから、風邪の季節になるからね。喉のためにも多めに作る。






これは、何?





ラ:似てるって、言うな。




多分、かぼちゃ。
煮てみた。





うん、多分、かぼちゃ。
煮たのが、メロンじゃなくて、よかった。





前回の陶芸クラブでは、伊羅保釉鉢を。
薄く、軽いものができてよかったー。
重いと、食器棚から出す気になれないんだもの。←ただの硬くなった粘土
先生が良い感じに釉薬をかけて焼いてくださったので、駄作ながら、使う気になるものになった。