「皇帝ペンギン物語」ともろもろ

皇帝ペンギン物語 [DVD]

皇帝ペンギン物語 [DVD]

よくこんな映画撮れるなあ。
極寒に耐えるペンギン達は、安全に卵を産み育てるために、えさもない南極内地へ20日もかけて向かう。
ということは、それを撮る人間達も何ヶ月にもわたってついていくわけでしょ?
大仕事のために3ヶ月も食べずに過ごす命がけのペンギン達に比べれば、好きで勝手に行ってるのだから、呆れるしかないとも言えるけれど。
まるで、撮影者自身がペンギンになってしまったかのような距離感だ。


メス同士がはたき合って真剣に争うシーンは、頬が緩んでしまう。
あの体型で短い羽を使って戦っても、どうも迫力がないんだもの。
その代わり、ヒナを失った母ペンギンの狂気は、氷の平原に染み渡るような強さがある。
ペンギンのカップルのお互いを愛おしむ仕草には、ちょっとドキドキしてしまう。


下手な人間感覚での盛り上げや思い入れをいれず、淡々とペンギンを撮ることで、かえって強い生命力を必要とする厳しい生が伝わってくる。





さてさて、好きが高じて、とある陶芸クラブに入れていただきました。
大きな陶芸組織が、私の所属する団体にもクラブを作ってくれていたので。
ご紹介くださった方々、ありがとうございます。
もちろん会費を払うのだけど、教えてもらえる環境が得られるというのはとてもありがたいことです。
私の初回は、素焼きの素地(クラブで用意されている)に織部風な絵付けを施すというもの。
はこねず、絵付けだけ。
鉛筆で下絵を描き、弁柄(鉄)を筆に含め描き上げていきます。
そして、施釉まで施すところまでで終了。
土を直接自分の手で触り、科学満載の変化を目の当たりにする作業はワクワクします。

手前はお手本。奥に絵付けが終わった作品がありますね。



これは、私の描いた焼く前のもの。


こちらが焼いてもらった完成品。


なるほど、こんな風に変化するのかー。
次回が楽しみです。



以前、ここでお話したチャイルドスポンサー。
エルサルバドルの男の子は、家族とともに自立のめどがたったそうだ。
なので、次の男の子が紹介された。
うちもお金に余裕があるわけではないので、これでもうスポンサーはやめようかと思ったけれど、もうちょっとだけがんばってみることにした。
ほんとにお金がなくなれば、仕事の他にバイトして稼ぐことだってできる。
彼らは、働く場さえないのだ。