オールスター神合戦

いえ、ブログタイトルのような著書があるのではありません。
せっかくお正月を無事に迎える事ができたことでもありますし、神様のことを学んでみようかと思い、神様選手名鑑的な本を手にとってみたのです。




大体、 「神」という字。
「示」は祭壇を表しているそうです。
そして、「申」。
これは、なんといなずまを表していると。
要するに、「神」という字は、雷がとどろく中に霊の力を見、それを祭壇に捧げた供物で鎮めるというイメージからできたのであろうとのこと。





ほうほう。
やっぱり神様は強いな、偉大だな。





でも、日本書紀古事記などに書かれている神様たちと宗教の唯一神とは、違うんだよね。
ご紹介する本に書かれているのは、前者です。


まずは、直接的にお世話になっていると思われる日本の神様方。

天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)から始まる系譜がどどど〜と記載されています。
紹介を読んでいると、みのもんたさんでも登場してきそうなほど、喜怒哀楽に満ちたスキャンダラスなできごとがいっぱい。
しかも、泣けば涙から新しい神が生まれるわ、けんかして切られたら、そこからまた神が生まれる。
うっかりすると、神の大量生産。
神様は、油断できませんね。





大宜津比売神オオゲツヒメノカミ)は、穀物などの女神なのですが、食事を乞われた時に快く振舞ったのに殺されてしまいます。
いつも通り、鼻や口そしてお尻から食べ物を出したから、相手が怒っちゃってね。
しかも、斬られた女神の頭からは蚕が、目からは稲種が、耳からは粟が、鼻からは小豆が、陰部からは麦が、お尻からは大豆が生まれ、それを他の神様が拾って種にしたと。






・・・・古人の想像力、凄まじいです。






イチキシマヒメノミコトは、格別の美女神で、弁財天の化身。
この神イチキを語源としたのが、イツク島。
厳島」(宮島)なのだそうだ。





餅を的にして矢を放ったところ、餅が白鳥になって飛んでいき、止まった山上に稲が生じたという出来事が「いねなり生ひき」と書物に記載されている。
この時、この出来事を不思議に思った伊呂具さんがそこに神社を建てた。
名づけて「伊奈利」。稲荷神社の始まり。
このお稲荷さんの別名をミケツカミというそうで、ケツはキツネの古名。
その辺りがごちゃ混ぜになって、お稲荷さんにはキツネがいるのだそうです。





名前がジュゲムの祖先みたいなものがいます。


天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命
アメニキシクニニキシアマツヒコヒコホオノニニギノミコト






日本サッカー協会のシンボルマークであるヤタガラスも登場。
三本足の由来は分からないそうだけど、カラスは太陽の使いであり、黒点だと考えられてもいるとのこと。
ゴミを漁ってる場合じゃないぞ、カラス。






次は、世界の神様たち。
こちらもハリウッド並のスター揃い。

父なる神ゼウスは、オリュンポスの神たちの勢力拡大が使命だけあって、すごい女好き。
誰もゼウスの求愛を拒めない。
だって牡牛に変身して女性に近づくわ、かっこうに変身して懐に入るわ、果ては女性の夫に化けてしまうわ・・・



まだ読んでいないけど、

知っておきたい世界の女神・天女・鬼女 (なるほどBOOK!)

知っておきたい世界の女神・天女・鬼女 (なるほどBOOK!)


こんなのもあります。



いやぁ、世界は神様でとても賑やか。