「24時間の情事」エマニュエル・リヴァの写真展

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アラン・レネ監督の傑作映画ヒロシマ・モナムール」(邦題:24時間の情事)が撮影されて50周年らしい。
原作者であるマルグリット・デュラスの作品が好きなので、この映画も随分前に観た。
この写真展は、映画撮影のために広島に来ていた主役女優エマニュエル・リヴァが、相手役の岡田英次が現地入りするのを待つ時間に撮った風景だ。
子供たちを中心に、原爆ドームや建設の始まった市民球場、基町や江波・・・広島出身の人ならば、「ああ、あそこか・・・」と写真を見れば場所が分かるような広島の原景だ。
撮影時期は、1958年の9月初めだそうだ。
技術も、対象の選択もアマチュアの域を超えているという前評判を裏切らない。





そのネガと写真が、つい昨年に発見された。
これは、是非日本のみなさんに見せたいというリヴァさんのご希望で、フランスに先駆けて、銀座ニコンサロンで公開されたのだ。




元安川の「広島ボート」もある。
茶店「ドーム」は、たしか映画にも出てきたはず。
市民球場の北側は、すぐに木造の基町住宅がせまっている。




住宅地にヤギがいる。
八丁堀のデパートの屋上にオットセイがいる。





こどもを撮るのは、意外と難しい。
「こども」という本能が飛び出した瞬間を捉えるためには、大人はカメラを持ちながらもこどもと同化しないと、こどもは仮面をかぶったままだ。
初対面に近いはずなのに、リヴァさんは、同化に成功している。
そして、原爆後の再起の町の笑顔をとてもうまく拾っている。
こどもの表情に過去は映っていず、未来へのエネルギーが日常にみなぎっているように感じられる。





写真展は、12/29までだけど、写真集「HIROSHIMA 1958」がインスクリプト社から発売されるそうだ。



せっかく銀座に来たので、ブルガリティファニー本店に寄ってみた。
ブルガリは、色付きの石のデザインが素敵だったなぁ。


 
ティファニーは、改装したばかりのためか、とても混んでいた。
シンプルなデザインのシルバーは、心地よい重みが見ているだけで伝わってくる。
改装を記念してデザインされたダイヤモンド「ハート・オヴ・ニューヨーク」も見た。
表面のキラキラキラの内部にもっとたくさんの細かいキラキラキラキラが詰まっている。
すごい石だ。
約2億7千万円。
人間(女性)は、ほんとにキラキラが好きなんだなぁ。
お店のお客さん、みんなシアワセそうな表情だ。
私の顔もきっとキラキラにほだされているのだろうな。
  
 

先日「レッド・クリフPART1」を観たのも銀座だったなあ。

あれは、ほんとに劇場で楽しめる映画だ。
三国志が戦術マニュアルと言われる視点もあり、少林サッカー的な面もあり、なかなかおもしろかった。
ジョン・ウー監督が100億円?つぎ込んだだけあって、壮大な撮影ロケとなっている。
あんなところでPART1が終わってしまったのは、資金切れか、制作費の元をとる作戦か?


春には、また会いに行くから待っていてね♪>周喩サマ





さて、目の保養をしたので帰ろう。