竹原と五次会

uiui2008-03-14


JR呉線「大乗駅」で下車して、



広島県栽培漁業センター」へ。



帰省した娘に連れて行かれるのが、オシャレなレストランではなく、こういう施設ですからね。
母もまだまだ気が抜けません。



見学予約はあらかじめしておいたはずなのに、




「えーと。どちら様でしたっけ?」




施設には、ほかの見学者どころか、職員もまばら。
ついでに、お魚も出払っていて、しんみり。   




それでも、テキトーにまわってよいとのことだったので、いくつかの建物に入ってみる。
予想もしなかった来訪者に幽霊でも見たかのようにギョッとする職員。
立ち入り禁止箇所をぶっきらぼうに伝えてくる職員。
なんだか居心地が悪い。





しかーし♪




お魚たちは、水槽をのぞきこむと水しぶきをあげて歓迎してくれた。




・・・数分後、お魚たちも去った。




えさをもらえると勘違いして寄ってきただけか・・・・・





ここは、稚魚が育ちにくくなった海に放流するための稚魚を大量「栽培」する施設なのだ。
育てられているのは、ヒラメ・マガキ・マダイ・ガザミ・ヨシエビ・アユ・メバルオニオコゼ
黒いつぶつぶは、アユの稚魚→






気を取り直して、




安芸の小京都「竹原」へ。


頼山陽が出迎える。
町の経済が発展すると、学問も発達するのだ。
ここには頼一族の生家や「復古館」「春風館」などもある。
国の重要文化財だらけの一角なのだ。



そして、竹原の帽子屋には、も売られている!



塩田や酒造・竹細工で栄えたこの町に軒をつらねる商家では、通りに面したところが店なので、その奥に庭園があり、室内には、幾何学模様の欄間や出格子、廊下のない畳が敷き詰められた部屋たちが当時の生活を語る。
松坂邸→
蓄音機→  土間→
さまざまな格子たち→



吉井邸は、竹原で一番古い家で、築350年。
そして、そこに住まう方は、母の友人だ。
高齢のその方には、人間の寿命を超える確固とした存在である「家」をどう受け継いでいくかが大きな課題となっているそうだ。
国にそういう施設を貸すときのシステムの話はおもしろい。
久しぶりの再会に、母とその方の女学生のようなおしゃべりが続く。続く。続く。つづく。つづ・・・く・・・
掘りごたつで相槌をうちながら、居眠りをしてしまった。


「突然、人がはいってきて驚くことがあるんですよ。空き家の見学施設だと思って、人が住んでることを知らないんですね」と母の友人。
あ、それなら経験したことがあります。
モデルルームだった部屋を賃貸したら、


「あら、モデルルームに洗濯機まで置いてある!」と言って入ってきた。


うわぁぁぁっ!!!って去った。
驚いたのは私の方なんだけどな。



話がそれました。
家の中に土間があるのはよいなあ。冬は寒そうだけど。
廊下があまりない(縁側はある)部屋が17もつらなっているので、退出するときに道に迷ってしまった。
襖と間違えて、壁を開けようとしたり。





西方寺は、長い階段を登っていくと、京都の清水寺を模したといわれる舞台がある。
  


竹原で最初の郵便局→
藤井酒造→ 
小笹屋酒造は、ニッカウイスキー創始者竹鶴政孝氏」の
生家でもある→
←歴史民族資料館




広島に戻って、昨日の高校のイベントから続いた五次会ともいえる集い。
OBの営む中華料理屋「八八」にて、私の母を含む4名で舌鼓。
「なんだか感じよい人が多いわね」と母は申しておりましたよ。>野球部OBくんたち