雑魚場高校

リーガロイヤルホテルの大広間にて、私が卒業した高校の同窓会総会が開催された。
幹事を卒業年度ごとに持ちまわるシステムになっていて、今年は、私の代が当たっている。
昭和10年代からの卒業生が集まり、総勢700名。
これを日本中から集結した私たちの代130余名がスーツに身を包み、対応するのだ。
議事次第も進み、宴になると、テーブル担当としておおわらわである。
原爆投下時の高校の惨状を話してくださる先輩もいたり。
大太鼓・応援旗・下駄に袴の応援団も健在なり。



それにしても、たまたま同じ年に同じ高校に入学したという縁なのに、この結束力。
義務感だけでは、ここまではできないよねぇ。
なんだか在校時より結束しているように感じるのは、不思議でもあるけれど、同じ記憶を持ちつつ、その後それぞれがいろんな体験をして成長して集ったからこそ生まれた力なんだろなぁと感じ入る。
もちろん、卒業後初めて会う人の方が多いし、思い出せない人だっている。
なんだか生き生きした人が多いな。
今回、参加できなかった人・参加する気持ちになれなかった人もいるはずだけど、これは人生におけるタイミングだからね。
自分が参加できるタイミングにいられたことに感謝です。




私の高校は、当初国の方針変更のため、学校名称がよく変わったらしいけど、土地名でつけるという流れの時には 「雑魚場高校」 になりそうだったらしい。
ぷぷっ。




っていうか、あの一帯は雑魚場という土地名だったのか?



生徒はこんなに結束していたのだが・・・
担任だった先生をこの日に招待するために連絡をとろうにも誰も連絡先を知らない。
「もう、今は・・・」「いや、たしかまだ・・・」という言葉の中に先生探しは埋もれてしまった。
総会当日、他のクラスの先生に聞いて「ご存命」が明らかに。
先生、ごめんなさい。




1年かけて、下準備に奔走してくれた幹事団幹部のみなさん、ありがとう!