ズッキーニ小劇場
主役 :ズッキー兄さん
主役の妹:花子
(ある夏の昼下がり。平和な農園にて。)
花子:大体、兄さんには個性ってものがないのよっ!
ズッキー兄さん:そんなこと言うなよー。
花子:キュウリさんのような若者らしいブツブツもないし。
ズッキー兄さん:黒い模様はなんとかつけてみたんだよ?
花子:ナスさんみたいなツヤツヤお肌はいいけど、葉っぱと同じ緑色じゃないの!
ズッキー兄さん:一生懸命、日焼けサロンに通ってみたけどダメなんだ。
花子:やっぱり本性は、カボチャね。どてカボチャー!!(泣きながら、去る)
ズッキー兄さん:そうか。だから、今まで「アナタじゃなくちゃだめなの」って、だれも言ってくれなかったのか・・・
キュウリさんのようなブツブツか。
そうだっ!ピーナツを体につけてみよう!!
ピーナツ味噌和え→
ピーナツの風味が香ばしい。
ズッキー兄さん:主役をピーナツにとられた・・・
ズッキー兄さん:こんがりお肌か・・・
そうだっ!ビール入りのフワフワ衣を着て、油の中で踊るんだ!!
フリッター→
ふわっとした衣の中でよい歯ざわり。
ズッキー兄さん:歯だけで楽しむなー。
ズッキー兄さん:日本人に好かれるためには、やっぱり醤油と友達に?
きんぴら→
トマトとの相性がよい和洋折衷きんぴら♪
ズッキー兄さん:モンゴル出身の相撲取りもがんばっているもんな。
ズッキー兄さん:やっぱ人に寄り添う、人に沁み込む、そんな心意気か。
ポタージュ→
タマネギの甘みがとろける。
ズッキー兄さん:タマネギにすいこまれちゃったー。
ズッキー兄さん:中身がな! しっかり詰まっとらんヤツは、ピーマンになれって感じだしぃ。
ツナ詰め焼き→
ひき肉でもおいしい。
ズッキー兄さん:詰める中身はなんでもアリなのか・・・?
しかし、これならシュークリームさんとデートしても見劣りしないねっ!
ズッキー兄さん:大きい大根くんと並ぶと、ちっちゃいよなぁ。最大面積に挑戦だ。
キッシュ→
濃厚な卵料理にさわやかさを添える。
ズッキー兄さん:気持ちは濃厚なんだが、薄くなってしまった。
ズッキー兄さん:素で勝負。
サラダ→
シンプルな調味料だけど、しっかり味が染みこんで、食が進む。
ズッキー兄さん:やっぱりオレは、オリーブオイルで艶がでるイタリア男なのねー。
(花子、戻る)
花子:お兄ちゃん、さっきはひどいこと言って、ごめんね。
涼やかな姿態で、協調性のある風味、主張しすぎない絶妙な歯ざわりはお兄ちゃんだけだね。
ズッキー兄さん:いいんだよ、花子。ありがとう。
は、は、は、花子!!! おまえの自慢の黄色い花の下にあるものはなんだっ!!
緑色のつるりとした瓜のようなそれはっ!!!
・・・おまえもズッキーニじゃないかっ!!!
(to be continued)
味も容姿も舌触りもなんだか「惜しい!」「ニアミス!」的な感覚がつきまとっていたズッキーニですが(私だけ?)、フランスあたりじゃラタテュユなどで主役的存在。
ガールズが夏休み→朝起きるのが30分遅くてよい→夕食にかけるエネルギーが増加・・・・というわけで、ズッキーニ祭に突入しました。
なんだー。
とってもいいヤツじゃないの、ズッキーニ。おいしい♪
画像のレシピは下に。
そういえば、「レミーのおいしいレストラン」は、平野レミのお料理DVDかと思ったというのは、事実です。
*******以下、レシピです************
★ピーナツ味噌和え(2人分)
- ズッキーニ(大1本)
- パプリカ(1/2個)
○ピーナツ味噌 ←くるみでもよい
- ピーナツ(一握り)
- 味噌(小1半)
- 砂糖(小1半)
- 醤油(小1)
- 酒(小1)
- 水(大3)
- 水溶き片栗粉(少々)
作り方:
- ピーナツをすり鉢でする。(少し粒を残っていた方がよい)。
- 小鍋に残りのピーナツ味噌の材料を全て合わせ焦がさないよう混ぜ合わせながら少し煮詰めて、片栗でとろみをつける。最後に煎ったピーナツを加えて良く合わせる。
- ズッキーニは長さ3等分、7ミリ角の棒状に切る。パプリカも同じサイズにカット。ラップをしてレンジで3分加熱。
- 3のあら熱が取れたら、水気を軽く絞ってからピーナツ味噌を絡めて出来上がり。
★フライド・ズッキーニ(4人分)
作り方:
- ボウルに小麦粉、塩、胡椒、バター、黄身、ビールを入れて、よく混ぜ、一晩冷蔵庫にいれる。(時間がなければ3〜4時間)
- 翌日、卵白を少し固まるまで強くかき混ぜて、1.に加える。
- 輪切りにしたズッキーニを190度で揚げる。
★きんぴら風(4人分)
作り方:
- ズッキーニを棒状に切る。
- めんつゆにオイスターソースと皮と種をとって刻んだトマトを入れたもので、1.を炒め煮する。
★ズッキーニの冷製ポタージュ(4人分)
- ズッキーニ(4本)
- 玉ねぎ(2ケ)
- 水
- 塩
- こしょう
- オリーブオイル
- 生クリーム(好みで)
作り方:
- 玉ねぎの薄切りをフライパンで黄金色になるまで炒める。
- ズッキーニをさいころ状に細かく切る。(皮が硬い場合は皮をむいてから)3. 1に2を加え、ふたをして、ズッキーニが柔らかくなるまで弱火で蒸し焼きにする。
- 3に水を加えて沸騰させ、塩、こしょうで味をつける。野菜が完全に柔らかくなったら火を止めて冷ます。
- 4が冷めたらミキサーにかけクリーム状にする。
- 5を器に入れて冷蔵庫で冷やす。好みで生クリームをかける。
★ズッキーニのツナ詰め焼き(4人分)
- ズッキーニ(2本)
- 玉ねぎ(1/2ケ)
- 人参(40g)
- ツナ缶(1ケ)
- 調味料a(とき卵 1個、塩・こしょう・ナツメグ少々、片栗粉 小2)
- 調味料b(ウスターソース:ケチャップ=2:1)
- パン粉(少々)
作り方:
- ズッキーニを縦半分に切り、中身をくりぬいて小さく切る。(外側はケースとして使う)
- みじん切りにした玉ねぎと人参とツナ缶とズッキーニと調味料aをよくまぜて、ズッキーニの皮に詰める。
- bを混ぜて、1の上に塗り、パン粉をふる。
- 170℃のオーブンで約15分焼く。
★キッシュ(4人分)
- 冷凍パイシート(2枚)
- ○パイの中身
- ズッキーニ(800g)
- 玉ねぎ(2ケ)
- ニンニク(4かけ)
- ベーコン(100g)
- オリーブオイル(少々)
- オレガノ(大さじ1/2)
- こしょう(少々)
- 牛乳(150cc)
- 卵(4ケ)
- グリュイエールチーズ(私はモツァレラを使ってしまった)(80g)
- ナツメグ
- 塩
- オーブン対応のキッシュ型(パイ皿)
作り方:
- パイシートを解凍して、ケーキ型に敷き、フォークで穴をあけて、かすかなキツネ色になるまでオーブンで少し焼く。
- ズッキーニを洗い、皮が硬ければ皮をむいて薄い輪切りにし、炒める。
- ニンニクと玉ねぎを刻み、刻んだベーコンと一緒に油で軽く炒める。
- 卵を泡立つまでかき混ぜ、そこにチーズ、塩、こしょう、ナツメグを加える。
- 4に2と3を加えて、1の上に注ぎ込む。この時、ズッキーニの輪切り何枚かが見えるよう上に置く。
- 180度に温めたオーブンで20分間焼き、温度を150度に下げて、さらに15分から20分間焼く。
★サラダ(4人分)
- ズッキーニ(1本)
- 大根(1/4本)
- パプリカ(1/2個)
- 塩(小1/2〜1)
- オリーブオイル(大1/2)
- レモン汁(大1)
- コショウ(少々)
作り方:
- 三角形に切り口がなるように乱切りにしたズッキーニ・大根・パプリカをボウルに合わせ、塩をふって手でよく混ぜる。
- 野菜が少ししんなりしてきたら、オリーブオイルとレモン汁)、最後にこしょうを適量ふって混ぜ合わせたら出来上がり。