SAYURI

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製作が、スティーブン・スピルバーグ、ダグラス・ウィック、ルーシー・フィッシャー。
監督が、ロブ・マーシャル
出演は、チャン・ツィイー渡辺謙ミシェル・ヨー役所広司桃井かおり工藤夕貴など。


外国人が作る芸者の映画。
台詞も英語。
時は、第二次世界大戦終戦前後。


芸者を「女性を売るもの」とは、きっちり隔て、生きる芸術品として描いています。(芸者になるきっかけはひどいけど)
男性も、その芸術品を扱う手腕やルールを守ることで「男があがる」という不思議な世界。



その芸術品には、芸と品格と外見だけでなく内面の美も求められ、その完成によって、置屋を継ぐ地位を得たり、生涯のだんな(もちろん結婚ではない)と得ることが目標となります。
一人の女としての「人生」はありません。
だけど、SAYURIは、一途さを持って、女性として生きていきます。





・・・と書きつつ、外国の人から見た日本人女性のイメージを芸者に重ねて見てたりしないよね?と、不安になるぞー。
私は芸者になれないぞー。
日本人はみんな柔道ができるわけじゃないぞー。




英語の台詞の中でも、「お姐さん」は日本語ですね。
sisterとは、ちと意味が違うしね。
芸者版お姫様物語のような、スポ根ものともとれるような、日本人でも憧れてしまうような恋物語


私たちが日常で口にする「きれいな人」とは一線を画した美しい人たちが登場します。