ライヴ:Ni、他(The wh♂:ジョン・エントウィッセル追悼ライヴ)

2001年秋にやったビートルズ・トリビュートライヴ(東京厚生年金会館)には、海外の大物たちがステージに集っていた。
トッド・ラングレンに一目惚れしたのは、この時だった。
生アラン・パーソンズにキョトンとしたのも、この時だった。


そして、そして、ジョン・エントウィッスルに驚嘆したのも、この時だった。
その後、このジョンが身近になることはそんなになかったけれども、今日はジョンの化身たちに高円寺で会ってきた。




・・・と言ったら、ベースだった人たちは恐縮しちゃうんだろな。
うしししし。



Showboatはよく来るけれど、イスが並べられているのは初めて見た。
でも、これはうれしい〜。
The wh♂の曲を何時間にもわたって立って聞いていたら、魂を吸い取られそう。
平日の夜だったので、お疲れサラリーマンにとってありがたいというのもあるけど。
そういえば、スーツ姿のお客もちらほら。
いかにもwh♂という感じのお客がぽろぽろ。
みんな心にwh♂を秘めて生活してるのかなあ。


どの音もとても重くて、地響きを伴ってる。
ベースも超難度なのに流れず、耳からというより肌からはいってくる。
そんな音をポーカーフェイスで送ってくるところはジョンっぽいのかな。
ベースの音の側で火花を散らしてる雰囲気なのがドラム。
Niのドラムは、いつにもまして火薬が多い火花に思えた。もはやリズム隊ではない。
濃厚で華やかなキーボード。
そんな中なので、ギター・ヴォーカルが単独で飛んでいかないでがっちりスクラム組んでる感じでよいな。
でも、トリビュートであるためか、どこかなんとなく謙遜してる感もある。
どーしても、英語の歌詞中に何度も出てくる言葉が「一切合財」と聞こえてしまう曲があった。
なんていう曲だろう?「一切合財」?




2番目のバンドのヴォーカルさんは、入院先のドクターになんとかOKもらっての出演だったようだ。
バンドメンバーにお医者さんがいたので心強いのか?
しかし、バンドメンバーも観客も、ジョンではなく、そのヴォーカルさんの追悼にならないことを切に祈っている。
演奏終了後、すぐに病院に戻ったようだ。
よかった。お大事に。


4バンド中の2バンド聴いたら、もうヘロヘロ。
リタイアして帰宅。
後の2バンドの感想を誰か書いてないかなあ。(笑)