色と闘う

uiui2007-06-06


昨年あたりから名をあげてきたホワイトカレー」。
まったく触手が動かなかったこのメニューですが、とうとう、うちの食卓にも登場しました。

このカレーは、北海道日本ハムファイターズの白星縁起かつぎ的に札幌ドーム売店でも売られるようになったとか。
発売当初は、色同様、味もどっちつかずということで期待されていなかったらしい。
ところが、食いついたのが、意外にも主婦層。
「家庭内で話題にできるから」「我が家の新しいレーパトリーにしたい」が主な理由だそうで。



あ。
それ、私。




残業後に慌てて買い物に行って、夕飯のメニューに困った挙句に眼に留まったのがコレだったのだ。
[rakuten:s-morita:655342:detail]



安易にカレーに走ったという行動のカモフラージュになるかも!!
と。
商品企画者の思うツボ。



ベースは、クリームソース。
カレーの黄色の元であるターメリックを極力減らしているから白いけど、味はカレー。
でも、この市販のルーを使った感じでは、シチュー味とカレー味が互角だったなあ。
辛くないから、おこちゃまにもOKかな。
そして、思い起こすのは、やはり、給食の「カレーシチュー」。

ひょっとして、ホワイトカレー企画者は、同年代か?
最近は、ロッテリアでも扱っていたり、ホワイトカレーヌードル(日清食品)というのもあるんだね。



食べ物って、味覚・嗅覚・視覚で判断するものなのに、ホワイトカレーのような存在が増えたら、経験で自分の中にインプットされてきた情報の信頼性が揺らぎそうだなあ。
そうそう、このホワイトカレーを作るときも、こんな↓葛藤があったんだよ。



白いものができるのに、牛肉いれちゃったよ。(家に牛肉しかなかった)
鶏かシーフードじゃなくていいのか?
譲っても、豚じゃないのか?




・・・いや、カレーだから合うはずだよっ!!!




おたまを持つ手が震えたね。




経験からくる判断とは別に、食物と色の関係には深いものがあるらしく、自律神経を刺激して消化作用を活発化させる赤系統やオレンジ系統(暖色系)は、空腹感を促進するんだって。
だから、食品のパッケージには、やたらと暖色系のものが多いらしい。
逆に、食欲を損なう色としては、紫や黄緑が挙げられると。



「野菜生活 紫の野菜」みたいな超紫色なジュースや「野菜生活 緑の野菜」は、そういうデータに逆らう商品なのだけど、これがなぜかヒット。
紫にんじん、紫いも、赤じそ、紫キャベツなどが紫色の元なのね。




最近は、人間の知覚を覆してくれるショクモツを楽しむ傾向があるのかな。




そういえば、知人は、種類に関わらず、白いショクモツが嫌いなんだよなあ。
不思議。