大尉のいのしし狩り

大尉のいのしし狩り (晶文社ミステリ)

大尉のいのしし狩り (晶文社ミステリ)

善人の中にふと突き上げてくる悪意。
いつもの日常生活がいつのまにか奇怪な世界に。
不安や姿の見えない恐怖を描いていて、胸の中でジクリと鈍い痛みが感じられます。
そんな短編集。


あ、そうだ、そうだ、あれだ。
タモリさんの「世にも奇妙なものがたり」の雰囲気に似てる。

太平洋戦争後、30年経って、日本に帰還した小野田元日本兵も登場しますよ。