茨城のダチョウとシカ
人生半分くらいは関東に住んでいるのに、多分初めての茨城紀行。
そのミッションは・・・・
茨城県の石岡にある「ダチョウ王国」(ダチョウの牧場)は、
「ダチョウ肉よりも美味しいお肉があれば、当社までお知らせください!」
と謳っていますよっ。
単なる観光牧場ではなく、お肉や皮や羽そして卵を商品として本格的に販売しているのです。
9ヘクタールの敷地に1,000羽が飼育されているそうです。
柔らかく、くせや臭みがなく、低脂肪・低カロリーかつ栄養価が高いお肉は、成長ホルモン剤や抗生物質等は一切使用使わない安全な国産で、まずはお刺身からと薦めている。
「ダチョウ肉を召し上がった方は、そのおいしさのあまり、他のお肉が食べられなくなることがありますのでご注意ください(^o^)y」
(^o^)y ・・・・・!!(すみません、食べずに帰りました)
もの珍しさだけがウリなのではなく、ちゃんとした理由もあるみたい。
・飼育コストが安い(小屋がいらず、エサも安い)
・糞尿の悪臭がない
・鳴かない
・おとなしく、なつきやすい
・繁殖力が強く、発育が早い
・気候に非常によく順応する。(日本では、北海道から、石垣島まで飼育されている)
・ほぼ生涯にかけて産卵する
ふとダチョウに乗って通勤する自分を想像してみる。
朝ごはんの大きな目玉焼き。
しかーし。
あの脳みその大きさで、あの首の長さ。
そして、あの速度。
脳みそで「走るのやめっ!」と指令が出てから、足先までそれが届くまでにかなりの距離を進んじゃうかも?
赤信号で止まったつもりが、次の交差点だったりして?
でも、子どもの頃飼ってた雄鶏のぴー太郎(超凶暴)より、ずっと益がありそうではある。
確かに牧場は臭くなかった。
おとなしくて、なつきやすいかどうかを試す勇気は出なかった。
←だって、こんな凛々しい顔つき
そして、あんなにワラワラといるのに、牧場はたしかに静かであった。
ただ、ダチョウくんのそばにいると、常に動いている(特に首)ので、鳴かないわりにどうもせわしかったりする。
そういえば、人間にもこういう人いるよね。
そんな折、
近づいてきた一回り大きいダチョウくんのその行動は・・・・
今度はダチョウから縁談かぁ・・・・・(溜息)
私、あんな立派な卵、産めないよ?
敷地内にモンゴルの遊牧民の家が建っている。
ここでは、酵素風呂が体験できるんだよ。
植物性酵素原液を混ぜ込んだおがくずにもぐりこむというもの。
なにかに似てる・・・・
カブトムシの幼虫だ♪
サウナくらいの温度で、汗びっしょり。
で、温浴効果による自然治癒力増大、酵素効果による新陳代謝の活性化、森林浴効果によるマイナスイオンの吸収で呼吸を楽にする等、良いことがあるらしい。
下着も全部脱いで、このスーツを着ます。
あちち。
調理時間15分
あぶなーい。
汗をかいてぼーっとしてたら、下に何も着ていないのを忘れて、スーツを脱ぎそうになった。(室内には他のお客さんもいる)
しばらくして、あくびをしようとして、手を口にもっていったら、うぷっ!!
くさーい。
おがくずくさーい。予想もしなかった臭いである。
わははと笑おうとして、手を口にもっていったら、うぷっ!!
食べようとして、うぷっ!!
一日中においは消えませんでした。
体の内側からにおってくる・・・・
牧場には、他の動物もいっぱい。
えらく人に慣れている。
↑
絶対「アフラック!」って言った。
春なので、いろんなベイベーが生まれつつある。
やぎベイベー うまベイベー
ご懐妊ヤギの後姿→
アルパカ:ぷぅ?
私:ぷぅぷぅ
「ぷーぷぅ?」「ぷぷぷぅー」会話は続く。
リーゼントともみあげのひつじ族のヘッド。
(メスだったらごめん)
あ、かわいいロバくんとポニーくんだよ!
牧場でもらったエサをあげよう!
その瞬間、かわいいポニーくんがぶいぶいと前へ出てきて、ロバくんを後ろ蹴りにした。(涙)
さて、ダチョウミッションを終え、小さいミッションを敢行します。
水戸経由で、長者ヶ浜はまなす海浜公園へ。
駅名も「長者ヶ浜はまなす海浜公園前」駅。
長いっ!
この公園には、日本で一番長いローラー滑り台があるんだよ。
全長154m。
長いっ!
滑りながら、鹿島灘が望めます。
バスもタクシーもいない、公衆電話がぽつんとあるだけの無人駅で降りて、この滑り台を1回滑って、また駅に戻る。
18切符ならではの寄り道です。
さて、もう1つの茨城ミッションは、鹿島サッカースタジアムの踏破。
試合開催日だけ登場する「鹿島サッカースタジアム」駅から徒歩2分。
さっきの牧場には、「鹿」の看板あったのに1匹も見当たらないと思ったら、ここに集結していたのかー。
観客席とピッチの間が狭いので、選手が近く見える。
スタジアムの上部のデザインのためか、全体的にまとまりのある雰囲気となっている。
のんびりニュートラル観戦をしようと思って、大宮アルディージャ側へ座る。
でも、これは失敗。
アウェイ側の飲食販売が極端に少ないのだ。
グッズ販売もない。
スタジアムのサイトに、おいしそうなものいっぱい載ってたのになー。
とはいいつつ、おいしいもの食べた。
モツ煮は味スタにも欲しい・・・。(強い願望)
とうとう茨城から去る時間になりました。
鹿島線に乗っていたら・・・
駅(終点)に着いたことに気づかず、しばらく座っていた。
折り返して、また別れを告げた鹿島に戻るところだった。
だって、終点のわりに人の動きが静かなんだものー。
鹿島灘と水田の見分けがつかない風景
あわただしい旅だったため、結局買ったおみやげは、ダチョウの羽1本。
すごくやわらかくて気持ちよい。サンバを踊りたくなる。