不思議惑星キン・ザ・ザ

不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]

不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]

♪ママ ママ どうしよう
 ママ ママ どう暮らそう
 あったかいコートがないよ
 あったかい肌着がないよ


ヴァイオリンの音が頭から離れませんよぅ。
キン・ザ・ザ星雲のブリュク星からきた宇宙人の挨拶は「クー」。
地球人(日本人)にも「くー。」と口にする人がいるけれど、あれはやっぱりそれか?(違う)


1986年に作られたロシア映画
巨額の宣伝費をかけたわけでもないのに、じわじわじわっと世界中の観客を魅了していった模様。
公開後10年以上経って、HPができちゃったりね。
公式サイト?
  ↓
http://www.pan-dora.co.jp/kin-dza-dza/index.html

あぁ、駆け出しの映画スタッフたちが、やけっぱちで作ったら当たっちゃったのね・・・・ではありません。
釣鐘型宇宙船に乗っている「クー」な2人の俳優は、70'に人民芸術家として表彰されたロシア演劇界の重鎮。
監督さんも国際映画祭でグランプリをとったりした名実ともに認められている人らしい。



旧ソ連のイメージを覆されます。
宇宙に早々と飛び出したあの国で、こんなローテクでアナログで差別満載で、ヘンな価値観山盛りな映画を作ってしまうなんてー。
ヘンな価値観とはね、キーワードだけ紹介すると、

・マッチの恐るべき価値
・ステテコ
・檻の中で演奏

などなど。
裏読み?すると、キョーレツな社会批判も含まれているような感じなので、モンティ・パイソンあたりがわかる人なら、キン・ザ・ザにも行けるね、きっと。


ちなみに隣で一緒に見ていた娘3号は、しばらくがんばって見ていたけれど、「よくわかんない」と言って眠ってしまいました。
まだ、分からなくていいよ。(^^;)



知り合いのアドレスに「ゲテバン」ってはいっていたので、「なんだ、こりゃ?」と思っていたのだけど、その謎が解けたよ。