シリアルママ

シリアル・ママ【字幕版】 [VHS]
シリアルのスペルは、「Serial」(意味:連続した〜)。
何を連続しているママかというと、パッチワークでもなく、お買い物でもなく、もちろん出産でもなく。



殺人です。



すてきな家、ちょっとヘンだけどやさしい家族たち、庭には小鳥たちがさえずり、ママ自身が言うとおり理想的な家庭。
やさしいママは、家族を侮辱したり、社会ルールを守れないおバカヤロー・・・いえ、人が許せないんです。


だって、ママは正しいことをしているんですもの。
白昼だろうが、人ごみだろうが・・・・
まあ、ちょっと衣服が汚れちゃったりするような場面でもありますから、一応人目は避けてますけど、狙った獲物はゼッタイに
逃がすもんかっ!!
・・・いえ、捕まえちゃいますわよ♪



だれだって、「ちょっと、誰よー、こんなマナー悪いことする人!」と立腹した経験あるでしょ?
だけど、フツーは「殺したい」ほどの怒りじゃない。
シリアルママの場合は、立腹の度にお仕置きをしていくのです。
ちょっとだけ、ママに味方したくなりましたか?
そんな人たちがあふれてしまい、ママは「連続殺人犯」とはちょっと違う扱いを受けるようになっていきます。
こうなると陪審員制度・・・・こわいですねー。
裁判の結果を受けて、一番困ったのは、さて誰でしょうか?(私はここが一番ウケました)


キャスリン・ターナーが地獄から来た「奥様は魔女」のごとく、ご活躍です。
プラックユーモア満載で観客を笑わそうというムード満点なんですが、ママのさわやかな笑顔は怖すぎます。
凶器を振る姿は、バッターボックスからホームランを飛ばした野球選手のよう♪