ゴリラとKinkiとクール系ジャニーズ

先日、予約していたケータイを取りに行った時の話ね。
時間通り(夜)に行ったら、


「すみません。大変混雑してまして、まだ準備ができていないんです」



あーあ。
ボーナス日後の週末だしねえ。
この店員さんのせいじゃないし、しかたない。
で、明日以降に取りにいかなくちゃいけないのかな。


「後ほど、ご自宅までお届けにあがります」



ええっ?
3時間後、ほんとにタクシーで持ってきてくれた。
うちまでの道のりは分かりにくいので、何度も途中電話で確認してくるのだけど、




「あ、もしもし。携帯ショップ △○$#の者ですが・・・」



かかってくる度、「△○$#」の部分はボソボソとして聞き取れない。
この店員さんは、若い女性なので、







「携帯ショップ ゴリラの者ですが・・・」



とはなかなか言いづらいのだろう。



それはともかく、寒い夜にわざわざ届けてくれて、ありがとうございます。
しかもニコニコ笑顔付き。
家族は、そのタクシー代を誰が払ったのかと沸いていましたが、私は新しいケータイが来て、コーフンしていたので受け合わず。
うーむ、店長さんかな?




しばらく経ったある日、今度は、車が自宅駐車場でガス欠になった。
平らなところを走る分にはギリギリ足りていたガソリンが、後ろがやや下り斜面になっている駐車場では肝心なところに水位が届かなくなってしまったらしい。
orz

ガソリンを配達してくれるなんて聞いたことない。
でも、ガソリンは、灯油用のポリタンクに入れてはいけないらしいし。
タウンページを膝に置き、テレフォンアポインターになる覚悟を決めた。
片っ端からガソリンスタンドに電話をかけて、配達してくれるところを探すのだ。
20件くらいかな、30件かな。



1件目で、


「今すぐ持っていきまーす!」



ガソリンスタンドの神様、ありがとう!!!



ガソリン入れたけど、エンジンがかからない。
どうも、キーを回した時の音が、ガス欠からバッテリー関連に変わったような気がした。
そこで、ジャンピングの道具を取りにガソリンスタンドまで戻ってくれた。
Kinki Kidsに似た(ノリも)二人は、寒い雨の夜なのにえらく楽しそうに作業をしている。
1人が駐車場の天井で頭をゴチッと打ってしまった。


笑っている。


車が好きで仕方ないといった感じで、マニュアルをあちこち読んで調べてくれたり。
なんだかんだで、1時間半。
出張費はたったの1000円なのに。
缶コーヒーを買ってきて、差し入れした。
でも結局、だめだった。




翌日、ディーラーに来てもらった。
今日は、クール系ジャニーズの二人だった。
やっぱり雨の夜だけど、雨なんて降っていないかのようにテキパキテキパキ作業。
エンジンに近い部分でジャンピングしたら、あっさりエンジンがかかってしまった。
本来、エンジンがかかったらバッテリーに戻るはずの電気が、ガス欠でエンジンがかからなかったため、バッテリーに電気が戻らず「電気破産」になってしまったのだそうだ。
すぐに修理工場に持ち込まれ、同日すぐに納車。
絶対切り返さないと入れられない、横も前も狭いうちの駐車場へもクールジャニーズさんは、スイ〜ッといれてしまった。(切り返しはしたけど)
すばらしい。
かっこいい♪



というわけで、いい人(業者の人)に出会えたというお話でした。
結局、私が災難続きだったのでは?というのもいい視点ですね。



でもさー、企業が製品開発に四苦八苦しても、案外こういう気持ちの良い出来事が顧客をつかんだりするんだろうね。