インゴ・マウラー展

uiui2006-08-12


オペラシティのギャラリー。
オペラシティーは、ずっと前に広告代理店の営業をしている時(すぐ辞めたけど)に仕事で訪れて以来かな。


インゴ・マウラーは「光の魔術師」「光の詩人」ともいわれる照明デザイナーです。
40年間に渡り、身近な材料から機能をともなった美を生み出すことを追求してきたドイツ人。
三宅一生など世界の有名な人たちも光のアーティストとして一目おいていて、自らのショーに力を添えてもらったりしているらしい。


「デザイン」と「アート」を分けて考えたことはあまりなかったけど、デザインがより多くの実用性や機能を重視するなら、双方を兼ね備えた作品なのかも。
わけわからんとんちんかん(あくまで私の許容力の問題だけど)な外見ばかりではなく、かといって、機能美だけの工業的な冷たさでもない。
よそよそしさがなく、ユーモアさえ感じる居心地の良いものが多かったです。
LEDの花嫁・花婿衣装とかね、ミュンヘンのヴェストフリートホフ駅の照明コンセプトとかね。



買ってみたいなー。(50cmくらいの高さのフラミンゴみたいな照明)




きゅ、きゅうまんえん?





照明製作のアトリエを模した展示には、実際に使われているヘンないすが置かれています。
座ってみると、足が平らでなく、ぐらぐらするのです。
実は、この状態で、両足をしっかり床につけると、どんな角度でも自由に動き便利なのだそうです。


インゴ・マウラーの言葉に「光は非物質的なものなので、魂や心で受け止めて欲しい」というものがあり、作品像と重なりました。



照明の仕事などに関わった人なら、きっと、私よりずっと理解できるんだろうなと思いつつ、居心地の良い場所を立ち去りました。




さて、明日は、澤乃井酒造(JR中央線沢井)に遊びに行ってきますー。
利き酒ー。
鮎の塩焼きー。
待っててねー。


ご一緒できる方は是非♪