のびる

のび太くんの従兄弟などではなく、植物の「ノビル」です。
「よもぎ」とか「つくし」みたいに生えてる草なんだけど、根っこの部分（1cmに満たない）がラッキョウとニンニクの子供みたいな形状をしています。

うちの傍の素敵な土手に群生していて、子供や大人が摘んでいます。
でも、抜くのにちょっとコツがいります。
束になって生えているので、根がはびこり、引き抜くと肝心のラッキョウニンニク部分が地中に残されたまま葉がちぎれてしまいます。
これが難しくて、燃えるんですね。

くー、またちぎれた！！！

うおー、大量だ！！

娘3号が燃えており、私も駆り出されました。
私が子供の頃、両親が離婚し、一旦母の実家に戻ったのだけど、その後移った街で、近所の女性が一生懸命摘んでいたのを覚えています。
ノビルというと、いつもその場面がフラッシュしますね。
その時は、「ノビル」という名前であることも知らず、食べられる植物なのだということだけ認識していて、ちゃんと分かったのは大人になってからなんだけども。

ちびっこいのに、上皮やドロやひげ根を取り除かなくてはならないので、下ごしらえが大変なんだけど、自分が採ったノビルがお味噌汁にはいっているのを大事そうに食べていた娘3号でした。

味はあんまりしないんだけどね。