今も新鮮なあなたへ


仕事中にケータイに電話がかかってきた。
もちろん通常仕事中にとったりはしないのだけど、発信が公衆電話だったので、ちょっと不安になって、席を外して電話に出た。




「あ、今、成田に着いたから♪」

ツーツーツーツー。←小銭が切れたらしい



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




誰?




シアトル在住の妹のところに行っていた母が帰国したのだった。
なんで、公衆電話なの?
携帯はどうしたのかな?



「あ、ケータイね、なんだか使えなくなっちゃった♪♪」




母は、いつも


今こそケータイの出番だっ!!




という時に限って、ケータイの電源を切っているか電池切れになっているのだ。
そう、いつも、そうなのだ。



お迎えに行けそうになく、とりあえず家のカギは渡してあるので、先に帰ってもらった。



何も知らない娘3号が帰宅した。
実は彼女、自宅のカギを持っていくのを忘れたまま登校し、「誰も家にいるはずないよなあ」とダメ元でドアチャイムを鳴らしたのだが、なんと、



「どなたですか?」



と、家の中から応答アリ。





・・・・・・・・・・・私はどなた?>娘3号




ま、以前も公衆電話から「今、武蔵境♪」と、まるで隣町からやってきたかのように(母は広島在住)、突然連絡があったりしたし、いい加減、母の行動に慣れてもいい頃だけど、やっぱりいまだに新鮮である。



全国を歩き回っているFちゃんのお母さんや、お母さんと一緒に温泉三昧をしたというとしみぃや釘煮を炊いて送ってくれるT歩さんのお母さん。
世の中には、いろんなお母さんがいるけど、私の母もなかなかグッドな女性なのですよ。
身内の人気者。