10年以上ぶりのSEATTLE

uiui2013-05-12

成田空港の免税店に、日本製の炊飯器が売られていた。
うちのがちょうど壊れそうになっているので、うっかり買いそうになった。


往路のUAではmiddle seatで、両隣が体格の良い欧米の方。
ほとんど保護者にはさまれた子どものような状態でシアトルに運ばれたので、連日の寝不足を解消し損ねてしまった。
そしてSEA-TAC空港の入国審査!
両手の指紋と顔写真を撮るので、すごく時間がかかるのね。
スタッフが「あっちが空いてるから、どうぞ」と言って列を替えてくれたのだけど、そこがまた丁寧な審査官で。
どのくらい丁寧かというと。


スタッフ:シアトルには何の用で来た?


観光です。


スタッフ:どこに観光に行くの?


ダウンタウンです。


スタッフ:ダウンタウンのどこに行くの?


スペースニードルとか。
(えー。友達が空港までピックアップに来てくれてるのに。早くー。)



スタッフ:他には?


ボーイングの工場にも。


スタッフ:それはダウンタウンではない。


(ケンカ売ってるのか?と思いつつ笑顔で)
ああ、そうですね。
アンダーグランドツアーやパイクプレイスマーケットとか。


スタッフ:シアトルにはボーイフレンドがいるのか?


(あまりの急激な展開ながら、困惑を隠しつつ笑顔で)
いいえ。
いたら、いいですねえ。←余計な一言だった



スタッフ:ボーイフレンドが欲しいのか?


????
(ほっといてください)



スタッフ:ボーイフレンドは紹介できない。


笑顔0円のマクドナルド精神でスルー。
(頼んでません)



気がつくと私、この便の審査の最後の人になっていた。




ピックアップに現れた友人は、忙しい中調整して来てくれたようで、嵐のように去って行った。
なんだか不思議な置いてきぼり感を抱えつつ、感謝。
だって、私のスーツケースは、妹ファミリーへのお土産(餅、ダンゴ、梅干しetc.)で行商人のようになっていて、非常に重く、電車などで移動していたら、途中で壊れていた可能性があったから。
超多忙の中、ありがと。



前半はホテル泊でダウンタウンを徘徊。
スタバは1プロック毎にあるのではないかというほど、ある。
でも、妹に言わせると、ワシントン州全体でいうと、Subwayの方が多いらしい。(ほんと?)



チョコレートファクトリーにリンゴ飴みたいなチョコが並んでいるので聞いてみたら、ほんとにリンゴ飴だった。(リンゴチョコ?)


シアトル中央図書館。
 
図書館としては奇抜なデザインで、当初は批判もあったそうだけど、ガラス張りで明るい。

500人以上のボランティアスタッフがいるらしい。
各国の本のコーナーもあり。日本語の本もあるよ。
高層で、上階にある本のメンテナンス部に本を送るためのベルトコンベアが受付からフロアの上部に向かっている。
この図書館のホールや閲覧用PCは、マイクロソフトからの寄贈だとか。


BAR「sakenomi」。
日本酒のお店らしい。eの上のアクセント記号が気になる。
oの二重丸は、酒蔵で味見をするためのお猪口の底に描いてある二重丸を示しているのかな。



他のBARには、こんな看板。

「no beer」の先にはただの道路。
なんだかインパクトあり。


ホテルの駐車場にあった妙な車。
ホットドッグ?




Amazon本社。
外観は普通の会社。(当たり前)
amazonの倉庫の写真を見たことあるけど、品物がびっしりですごいんだよね。



Westlake Centerにダイソーがあったので覗いてみた。

日本の品物がいっぱい。
筆ペンや祝儀袋まで。
レジの人が買い物客に「この品物は中国製だが、それでも良いか?」と聞いてた。
ダイソーといっても、中国製のものがいっぱいなんだろね。
おもしろいのも色々。比べてみましょう。
上のはシアトルのダイソー。下のは日本で売ってるもの。

「きのこ」はマシュルームみたいな名前になってるし、「たけのこ」は「corn」になってる。
「山」と「里」の侘び寂びは難しかったか。
味は同じ。





EMP(Experience Music Project)博物館は、有名な建築家によるデザイン。

ニルヴァーナジミ・ヘンドリックス関係の展示物もいっぱいの体験型博物館。

眠気と相談して、パス。




パイクプレイスマーケットの花屋さんには、チューリップがいっぱい。
しかも、変わった色、珍しい形。
シアトルがチューリップで有名だなんて、知らなかった。


ダウンタウンのパイオニアスクエアには、1880年代のゴーストタウンが地下に残ってる。
エリオット湾の干満の激しさにより、満潮時に下水が逆流していたこの地域。
とうとう2階部分に通路を作って、1階部分を使わなくなったため、地下に忘れ去られた街がある。
地下のこの街をまわる「アンダーグラウンドツアー」というのがあるので参加した。


これは、毎日あふれてきたトイレ。

まだ1階部分が生きていた頃の写真。

ナビゲーターは知識も豊富、ユーモアもたっぷりなので30名ほどの観客は常に笑っている。
・・・が、私は時差ぼけの睡魔に襲われ、ゴーストのような風貌(目の下のクマとかね)になっていたので、スタッフの一人と思われていたかも。






バスの前面には、自転車を乗せる用のスペースが。





後半は、妹の家に移動。
シアトルの教育事情の話はおもしろかったなあ。
生徒のほとんどが、保護者に送迎してもらうか、スクールバスで通学。
なので、登下校時には、学校の周辺が渋滞するんだね。

成績が良い子は、どんどん飛び級できる制度もあるし、「特進クラス」などの存在もあるのね。
甥っ子が私に学校を見せたいと先生にお願いしてくれたおかげで、中も見学できた。
生徒たちが何人か集まってきて、話しかけてくれた。



韓国系のスーパーマーケット「Hマート」にも行ってみた。
ものすごい品ぞろえ。
野菜の種類もすごいし、日本の食材もいっぱい。米もかなりの種類が。
つい、日本でみかけない韓国海苔を買ってしまった。

妹に海苔を持ってきたのに、海苔を買って帰る虚しさに抗う日本人。


IKEAは、雨の日の散歩的に使うらしい。
託児システムもあるので、友人同士の母子が連れだって子どもを預け、育児のクダをまくとか。




妹ファミリー+お姑さんで、ワシントン州東部にショートトリップ。
Lake ChelanやLeabenworth(軽井沢のドイツ版みたいな観光村)など。
Lake Chelanは、ものすごい深さで船の錨が使えないほどだそうなのに、ものすごい透明度。


あまりにきれいなので裸足で入ろうとするのだけど、あまりに冷たくて入っていられないのを繰り返す。



が。



水に入っていった人が。
とうとう頭まで浸かっちゃったよ!



ドキドキして見てたら、しばらくして出てきたので、ほっ。
なにかの修行僧みたいな感じの人。


Leabenworthはドイツのような、アルプスのような。
なので、スターバックスもこうなる。




リンゴが特産のこの地域。
カフェラテアートもリンゴの絵。
カフェラテアートはシアトルが発信地だよね。

リンゴサイダー工場「CiderWorks」は小さな農場のようなのどかさ。
ジュースを絞る作業も結構アナログで、良い香り。
スタッフの作業着ロゴがかわいい!




アメリカって10年以上来ていなかったんだけど、こんなに野菜を食べる国だったかしら?
シアトルだけ?
それにしても、トイレの水の勢いがすごい。
見てる私まで流されそう。(Sorry、no picture)




お気に入りのコーンブレッド。

何回か試してみたけど、おいしい〜。
一番気にいったものに近いのが作れる粉を妹が教えてくれたので買ってみたよ。
レシピに「1cup」ってあるけど、「cc」表示じゃないね?先にcc換算しないとね。

グレイビーソースも日本にあるものより美味しかったなあ。



帰りの飛行機。
英語がまだ自分の中に残っているのと、いろんな国の人が乗っているのとで、隣席の方々ともとりあえず英語で話していたら、




日本人じゃないの。




さりげない気まずさ。





短い滞在だったけど、こんなに充実した旅になったのは、妹ファミリーと迎えてくれた友人たちのおかげ!
現地在住の同級生もスケジュールを調整して、急な連絡だったのにランチに付き合ってくれて。
ありがとう!
次回が楽しみになりました。