実はよく知らない
わが町広島には、観光のメインとなるような市をあげての大きな祭り「宮島管弦祭」や「フラワーフェスティバル」などもあるのだけれど、町の祭というのももちろんある。
亥の子祭りは、商売繁盛を祈るもので、大きな石を八方からの縄で持ち上げ、町を練り歩く。
ところどころで、「亥の子、亥の子、亥の子餅ついて、繁盛せえ、繁盛せえ♪」と声を合わせて、この石の餅を地面に当てるのだ。
鬼(怖い面をつけている)も出没する子どもにとって怖い祭りだった。
町の祭りは他にもあって、「とうかさん」や「えびす講」もそう。
出身校がこれらの祭りの開催地そばにあったので、みんな浴衣を着たり、カップルで出かけたりしていた・・・・・らしい。←ご縁なし
先日、帰省した際、ちょうどえびす講の日程にあたっていたので、母とでかけることになった。
えびす講は、正式名がえびす大祭、呼称はえべっさん。
広島三大寺社祭りの一つらしい。
テクテクテクテク。
神社への案内役は母である。
夜店が増えてきたよ♪
ふーん。「はし巻き」って、割り箸にお好み焼きが巻きついたものなんだね。
?????
人が少なくなってきましたよ?
着いてみると、企業名が書かれたちょうちんが並んでいる。
さすが商売の・・・
日蓮宗?
「とうかさん」って、書いてありますよ?神社じゃなくて、寺ですよ?
母:あら、ほほほほほ。←娘と同じく祭りにご縁なかった人
人混みに戻ってみると、あった、あった。
そうだった。
えびす神社は、本通商店街にあるビルの1Fに埋め込まれるようにあるのだった。
同時に記憶を取り戻す親子なのである。
実は、私は広島に住んでいた頃は部活ばかりで、あまり出歩かなかったので、広島に詳しくないのだよね。←お、部活のせいにした
今回は、広島平和映画祭というのもやっていて、原爆という視点だけでなく、広島ゆかりの監督小津さんの作品も上映していた。
母が好きだし、私も観たかったので、「安城家の舞踏会」を鑑賞。
母:ほほほ。家の中なのに、雨が降ってるわね。←画像のムラ
音声も途切れる。
衛星放送みたいね?
しかしながら、カラーフィルムでもないのに、原節子さんの美しさに唸る。
昔は賑やかだったという鷹の橋商店街にある映画館は、外から見ると、成人映画でもやっているかのような風情である。(すみません)
だけど、入ってみると、応接間のようなゆったりしたシートでおおいにくつろげた。
座ってる横にバッグも置けるくらい幅も広くてね。
こんな映画館があったことも知らなかったなあ。
高校の同級生が大勢集まるイベントがあり、ラストのラーメンを入れたら四次会まで。
久しぶりに帰省しても、変わらず温かく迎え入れてくれる仲間達だ。
高校時代の印象と今の姿を結びつけると人生という道筋が見える。彼らに会うことは、自分自身を反省したり、勇気付けたりするためにも貴重な機会だ。
それにしても、夜の広島は、知らないお店がいっぱいだなあ。
そして、朝起きたら、頭痛&吐き気の名コンビが仲良くやってきた。
母がつけたラジオでは、古典文学の講釈をしており、その日は三島の「金閣寺」。
う〜〜〜と唸りながら聞いていると、
「ういこは殺された」 ←金閣寺に登場する
死にそうですけど、まだ生きています。
観葉植物のそばに、葉に水をかける霧吹きとOAクリーナースプレーを置いている。
間違えて、植物にOAクリーナーをかけてしまったことがあるのは、絶対にナイショだ。