キング・オヴ・トーキョー
元FC東京に在籍していたアマラオ選手のドキュメンタリー映画。
サッカー自体が初心者という武蔵野地区在住の若い女性監督が、辞めてもなお人気のあるアマラオ選手の魅力とは何か?という視点で撮ったもの。
FC東京の選手はもちろん、川渕さんや他チームの選手も登場します。
ドキュメンタリーということもあるけれど、全体的にストーリー性は高くないかな。
監督の趣旨もあって、人間的な魅力を裏付ける言動やエピソードを掘り出しているのね。
でも、決してスーパースター像の羅列ではありません。
ブラジルからやってきて、FC東京で13年。
ピッチでは大きな存在感となってました。
なかなか日本語を覚えないアマラオが、最初に覚えされられた言葉は、
「愛してる」
だそうで。
替え歌である持ち歌は、
「空に太陽があるかぎり」(にしきのあきら)
映画でレコーディング場面やカラオケ場面を散々見て聞いてしまったので、映画の後も曲が頭から離れず。
帰りの駅のホームでも誰かがくちずさんでいた。
あなたも見たのね、キング・オヴ・トーキョー。
故郷のブラジルの町では、経済的に恵まれない子供たちがサッカーをできるように貢献しているらしい。
ただの空き地に芝を植え、グランドにするのも手伝ったとのこと。
市長さんは、アマラオを名誉市民にしたいと言っていた。
とにかくサッカーを続けたいと、FC東京を辞めても、湘南・高崎と移籍し、40歳を越えてもサッカーサッカーサッカー。
子供たちのチームでも教え、「とにかく指導が温かい」と。
移動用の車には、ブラジリアンらしく太鼓が乗っていた。
持ち前のひょうきんさから「キング」という名には違和感を感じてしまうけど、FC東京の茂庭くんが言っていた。
「長くいれば、キングになれるというわけじゃないんだよね」
引退試合をするには、色々な条件をクリアしている選手でないといけないようで、アマラオはそれをクリアしていなかった。
でも、サポーターたちが署名運動をして、引退試合開催にこぎつけたという人気ぶり。
今でも、FC東京の試合では、数年前に辞めたアマラオの垂れ幕がかかっている。
アマラオの言葉で印象的だったもの。
「サッカーをしていた時は、サポーターのみなさんに勝利という贈り物ができた。でも、今は選手じゃないから、何もしてあげられない。」
でも、きっと選手時代から今に至るまで、積み重ねてきている何かがあるから、サポーターたちが応えてるんだよね。
娘2号は、以前に練習場に見学に行って、アマラオのサインをもらっているのが自慢。
しかし、なぜそれが
算数のノート?
さて、近所の小金井公園は、秋から冬への衣替え中です。
お財布が壊れた。
随分使ったなあ、これ。
新しいのを物色してみよう・・・