映画とわたしと杏仁豆腐

uiui2007-04-23



映画「海猿」を観て、ウルウルウル。


簡単にヤラレちゃうんですよねー。
そいでもって、映画終わっても胸の奥がジンジンしちゃって。
わかってますよ。
映画って、そういうものだって。



「ジェットコースターに乗りたい」とか
「お化け屋敷にはいりたい」とか




それに似た感覚で映画を観る人も多いね。



そうそう。
「思い切り泣きたい」




こういう動機もあるよね。




期待した感動をくれる娯楽でもあるんだよね。

でも。
私の場合、そういう動機で映画を観ようと思ってないのかもしれない。
だって、小心者の生活は、映画を観なくても日々いちいち刺激的なんですヨ?




自転車同士で正面衝突したり。
(どう対応したらいいんだろうと思いつつ、黙って立ち上がったら、ぶつかってきた相手が非常にこわがってフォォォォと言った)



かき揚げを作ろうと思ったら、小麦粉がきれていたり。
お好み焼き粉で代用したら、おいしかった)



私のベッドにもぐりこんで眠っていた娘が夜中に突然鼻血を出したり。
(羽毛布団だけは無事だった)



コンタクトレンズを洗おうと思った洗面台に栓がなかったり。
(レンズを手から落とさないよう力を入れたら、割れそうだった)




ね?
これが、たった1週間の間に起こるんですから。




最近のロードショーに並ぶ映画たちは、赤や黄色や紫やゴールドの刺激を並べて待っていてくれるのだけど、暗い劇場にはいって、感情のジェットコースターに一人で乗る気になれない。
みんな強いなあ。
もちろん、感動したくないわけじゃないんです。
恐怖・戦慄・スリルの連続・・・・そういうのがちと苦手ですねー。
興行収入の高い映画には、こういうものが多く含まれているような気がします。
気のせいかな。
特に家族が傷つけられる設定とか、女性が陵辱される設定のものは、最初から避けてしまう傾向があります。
でも、誰かと一緒に観て、意見を交換するのは楽しいね。




私にとっての映画は、本を読む行為に似ていて、製作者の思惑通りの感動や刺激を感じるだけじゃなくて、映画が自分の中のなにか新しいものを掘り起こしてくれることを期待してるのだと思います。
だから、感動するのが分かりきっていて、しかもその感動の種類の幅が狭そうだと、観るのが後回しになってしまいがち。
多分、私のおっちょこちょいな先入観のせいだと思うけど。



といいつつ、「観なきゃよかった」という映画は実はあまりない。
猿の惑星」を観た時は、フツーのSFかと思ったけど、裏切られたなあ。
期待値をはるかに超えた。
そして、最近は日本映画がなんだかおもしろそうだよ。





たまには、劇場に観にいこうかなー。





なんてことをホロホロ考えていたのは、近所にできた杏仁豆腐専門のお店で。
隣に座っていた男性は、毎日、杏仁豆腐を食べに来ているのだそうだ。
プーアル珈琲も飲んでみた。(画像)
プーアル茶の木って、高さ8mくらいあるんだってねー。
茶摘は、木登りしないとできないのね。



ドラムの練習楽しかったなー。
できなかった曲がだんだん叩けるようになっていく。
熟れたアボガドの皮がズルンとむけて、実が現れるような感覚。
わくわくわくわく。
あとちゃんと暗譜して。
あとテンポを3割増しにして。
あと歌詞つけて。



・・・まだまだ。



初めてスティックが折れた。