一本釣り

久しぶりのエビゾランテです。
でも、ジョーシキといえば、ジョーシキらしい。


ウクレレやアコギをポロリン♪ポロリン♪と弾いている一座がおりまして、知人も混じっていたので覗きにいったら、即刻指導が始まってしまいました。


1日目は、ウクレレとギターの違いを説明してくれ、
2日目は、音階の弾き方を教えてくれ、
3日目は、「ウクレレジブリ」と「ウクレレウルトラマン」のCDを貸してくれまし
     た。(キヨシ小林バージョン)
4日目は、余っているウクレレを貸してくれて、簡単なスコアもいただけるそうです。



一本釣りにあったマグロのような勢いですが、なんせもともと好きな音だし、ちょっとご無沙汰な弦楽器。
アコギ系の音に飢えていたのもあり。
そんな感じで、自分に隙があったので、簡単に釣られてしまいました。




釣られたマグロは、ヤケになって、色々質問してみる。



マグロ:弦は、しょっちゅう換えなければならないのですか?


釣り師:いえいえ、全然。 ふふふっ・・・・


マグロ:???  ウクレレ専用の弦があるのですか?


釣り師:ひっひっひ。
    ウクレレ専用の弦もあるんですけどね、これはマグロのハエ縄
    漁用の釣り糸なんですよ。クラシックギターでは、特に珍しい
    ことじゃないですよ。


マグロ:!!!!!!!


釣り師:欧州など海外に行くときは、よく呉羽化学の釣り糸買ってきて     と頼まれます。


疑心に満ちたマグロは、ちょっと調べてみる。
すると、呉羽化学工業には「万鮪(まんゆう)」という商品名で「マグロハエ縄漁用テグス」があり、40-200号までラインナップされているとのこと。
で、現在、巻き弦以外のギターやリュートの弦に使われているほとんどが釣り糸であると。



ほんと?



「全国釣具店にて入手可能」て、えぇっ!?



こうなると、スナフキンが水辺に座って、ギターを弾いていたのか、釣りをしていたのか、よく思い出せなくなってきた。



マグロは、もうちょっと調べてみた。
そのうちのフロロカーボンラインという原料のテグスは、「ポリフッ化ビニリデン樹脂」で、その原料を製造しているメーカーは全世界でも5社だけだそうな。
そのうちの2社が日本にあり、呉羽化学が含まれている。
原料の開発から、紡糸、巻取加工まで一貫した開発生産体制が整っているのは唯一、呉羽化学だけなんだって。
摩擦にすごーく強くて、熱にも強い。
釣り師は、1000年持ちます♪と言っていた。
まぁ、もちろん実証はこれからだと思われます。



太い弦?だと、カジキマグロも釣れるらしいですよー。



ギターで練習するなら、5フレットにカポつけて、1〜4弦を弾けばよいのねー。