緑の森の神話

緑の森の神話 (心にのこる文学)

緑の森の神話 (心にのこる文学)

ファンタジー系児童書。
本好きな娘が薦めてくれたので読んでみた。
緑の国へ来てしまったイツキは、「勇者」として国の人々から敬意を表される。
せいいっぱいに期待にこたえようとするけれど、「勇者」がすべきことってほんとはなんだろう?
サラ王女や緑の国の人々の本当の姿を知った時、緑の国の行く末を知った時。
イツキはちょっとオトナになっています。
読者である子供たちに、破壊された環境だらけになってしまった今でも「今からだって、できることがある!」と思わせてくれるかも。



娘は、自分の学校の校舎新築のために切られてしまった大きな桜の木に思いをはせていたようです。



私は子供の頃、こういう児童書はあまり読まなかったなあ。
もっと純粋な時期に読んでおけばよかったなあ。
いまだに単純ではあるのだけど。