農薬検査所

uiui2006-07-30



たまたま近所に「独立行政法人 農薬検査所」がありまして。
他の研究機関のようにここも一般公開を始めた模様です。
今年で3回目。

地味でつまらなそう?
ちっちっち。←人差し指を振る



(私も期待してなかったけども)
(だから初めて行ったんだけども)




内容が難しいわりに、表面的な紹介で終わるのかと思ったらゼンゼン。
たんぼで遊ぶ+理科の授業という雰囲気です。
一般的に、農薬は悪者のようなイメージが強いけど、使わないとどんなことになるか。
どんな害虫がいるか。
どんな影響を及ぼすか。
映像や実物・遊びにより、土・水・作物・・・いろんな視点で「食」がどう支えられているかを感じさせてくれます。
大人も再確認。


なんといっても、休日出勤して対応してくれてる職員のみなさんがえらく楽しそう。質問なんかしたら、不慣れながらも一生懸命説明してくれるんですよねー。
訪れている子供たちにも、積極的に声をかけていたりと、サービス満点。




事前にもらったチラシからは、この楽しさは伝わってこなかったよ?(笑)




体験した実験では、農薬がまかれた時だけでなく、長くその効力を発揮できるように開発された農薬を入れるカプセルを作ってみるというのがありました
赤色で作るとイクラにそっくり。
     ←ニセモノ


農作物の豊作を神仏に祈っていた時代から、戦後の食料確保に躍起になった時代。そして、そのために粗悪な農薬をテキトーに使ってしまったことで起きた公害。
そんな歴史を背負って57年前にできた検査所。
「使っている農薬は絶対安全と言い切れるくらいにがんばってます」というある職員さんの言葉が印象的でした。


普段は、検査実験用の作物と数種の魚に囲まれて、人気(「にんき」ではなく「ひとけ」)のあまりない静かな検査所なのでしょうねえ。


メダカすくいのメダカの中に、熱帯魚が混じっていたのがアバウトでいい感じでした。(すくいたかったー)