朝寝の結末


娘1号も久しぶりにやってくれた。


すやすや眠っていた彼女が突然、ガバッっと跳ね起き、目覚まし時計を見据え、

「ど〜〜〜〜し〜〜〜〜よ〜〜〜〜っ!!」


「模試の集合時間に遅れちゃったぁぁぁぁぁ!!!!」


ひんひん泣いている。



家族の対応は、それぞれ個性が丸出し。
娘2号は、おろおろしている。
娘3号(寝坊・遅刻嫌い)は、つられて飛び起きてしまい、しかたなく布団から出ていった。
私は、布団の中で、なんとか状況的にも心理的にも最小限のダメージで済むよう、行動の選択肢を挙げ始める。



娘1号:「どうしよー。どうしよー。どうしよー。


     あ?



一同:「?」



娘1号:「模試は明日だったわ♪」




ヤツをなんとかしろー。
私の温かい布団を返せー。
滅多にできない朝寝だったのにぃー。